『ユビキタス』はいつでもどこでもだれでも通じる訳ではないのよね

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カソウケンさんがTVでしゃべるテーマに興味があって子供と見てみた。

 テーマは「くらしを便利(べんり)にするユビキタスって何!?」(ロボつく)
 
いつでも、どこでも、だれとでも。

『ユビキタス』という言葉。

情報通信の世界では5,6年前から頻繁に使われている言葉で、研究から離れたサービスの世界でもごくあたまりに出現する言葉。それだけにもう広く一般(というのも曖昧だけど)に浸透しているものと思っていた。
しかし最近ある取組を通じて、そうではないことを知った。
通信工学の研究内容を高校生向け技術翻訳する的なサポート作業をしている。
かなり数学的な要素が強い研究だけに、なかなかどうして意味がわからない。
こちらも勉強しつつ、具体例や比喩に置き換え、何度も直し直しやっている。

身内のエンジニアの視点だけではいまいち不安なため、知り合いの高校教師やもろもろヒアリングしてみたところ、出るわ出るわコメントが。

我々としてはかなり一般向け(高校生以上レベルを想定)に落とし込んだつもりだったが、研究内容を説明する前段の枕詞に近い情報通信を取り巻く現状の説明ですら、こんな言葉つかってたら”引くよ”と言われた。

その中の一つが『ユビキタス』。

政府のe-japan政策やu(ubiquitous)-Japan戦略に乗った仕事を長らくやってきたので、知らず知らずのうちに、当たり前に知られている言葉だと思いこんでいた。

カソウケンさんが紙芝居で子供に語った冒頭の番組は、
「将来の科学技術を支える子どもに観てもらいたい!」番組らしい。
そこで扱うということは、重要なキーワードなんだけど、やはりそれほど広く知られていないまだこれからの言葉なんだろう。

専門家ではない”間の人”的な活動を通じて、それなりに”わかりにくい”ことと”わかりやすい”ことの線引きには気を使っているのだが、まだ全然だ。

基本的に世の中のことは知らないことがほとんどだけど、ある事象に対して知れば知るほど”知らなかった”ことを忘れてしまう。
”知らない”感覚を見失わないようにしないと。

そういえば今回、内田麻理香(うちだまりか)ロボット先生は紙芝居を使って子供に説明していたが、伝えるターゲット毎にどの言葉をつかうのか、どの辺までなら理解できるか等、TVなどはある程度、基準みたいなものがあるのだろうか?
例えば我々は高校生向けと設定した場合は、教科書にあたったり、センター試験の基準を見たりと、判断基準となるべく資料にあったりするのだが、TVとかノウハウあるならどんなものか知りたいものだ。

関連ブログ
テレビ東京「ロボつく」出演(カソウケンの科学どき技術どき)

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