基本計画特別委員会(第4期科学技術基本計画)(第1回)議事録を見て思った

meeting_20090711010700.jpg

K_Tachibanaさんのブログで議事録がアップされたことを知り見てみた。

 >基本計画特別委員会(第4期科学技術基本計画)(第1回) 議事録

まさに議事録。書き起こす人はすごいね・・・

議論の内容は主に「基礎科学」「人材」「金」。
このキーワードでぐるぐる話が回っていた。

斜め読みしていて、気になったのは委員のメンバー。
あの冨山和彦氏が名を連ねていた。

 >基本計画特別委員会(第4期科学技術基本計画) 委員名簿

冨山和彦氏は産業再生機構(IRJC)の元COO。

産業再生機構は企業を再生支援し、最終的に利益も出した(確か)。政府が立ち上げた機関(形態は株式(特別)会社)にしては珍しく、役目を終えたらあっさりと清算した組織(しかも前倒しで)。
その組織を実質引っ張っていた方だ。
第3期科学技術基本計画の策定経緯は詳しく知らないが、
過去の基本計画特別委員会のメンバーを見る限り、
この冨山和彦氏のポジションはいなかったように見える。

 >基本計画特別委員会(第3期科学技術基本計画) 委員名簿

どの辺の推薦があって冨山氏が委員に入ったのだろうか?
冨山氏の発言はかなり現実的な財政路線になることは想像に難くない。

冨山氏の議事録上の発言をピックアップしてみるとこんな感じ。

この全体の研究開発投資とか、研究科学技術関連の費用負担の問題について、すごくストレートに申し上げると、多分、民間側で今より増えるということはあまり考えにくいと思います。これは幾つか理由があるのですが、より基礎側に回れば回るほど、これだけ競争が激しくなって、かつ経済の変動が激しい中で、基礎研究を持続的に増やしていくということは極めて困難だというのがほとんどの産業分野の現実です。


Googleが出てきていますが、さっき少し指摘がありましたけれども、実はああいう話もベンチャーキャピタルがやっているというのは嘘で、最後の最後のところだけベンチャーキャピタルが出てくるんですよ。本当の最終ステージだけ民間のグリーディーなお金が出てきて事業化しているのであって、その前身、プレヒストリーに長い歴史があって、そこには当然大量のタックスペイヤーズマネーと、それから大学や、あるいはいろいろな形のエンジェルのノンプロフィットマネーが費やされています。ですから、純粋にプロフィット・オリエンテッドなグリーディーなマネーが担っている役割はアメリカだってそんなに大きくないんですね。
 そこがよくわからないで、今、ベンチャーキャピタルをそのまま使った産学連携をやると、はっきり言って日本では失敗しています。


産業革新機構というのが今度できましたが、あれも一種の公的資金を使って何とか橋をかけようということなんですけれども、いろいろな意味で、トータルで社会全体としてノンプロフィットな公のお金をこの分野にもっと費やしていくということはやっぱり、この問題を何とか頑張って、勇気を持って議論できたらなと思っております。



科学技術の発展には金がかかるのも事実。
予算という限られたパイの中でどうやって効果的な配分をしていくか。

この辺り、アカデミックの外で泥臭い世界をみてきた冨山氏がどのような道筋をつけていくのか?
興味があるところ。

野衣主査も会議の中で
”いかにすればいいか。ただお金をたくさんだしてくれでは説得力をもちませんで”
とおっしゃっていたしな。

あ。元村さんも委員だ。
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.11 2009 未分類 comment2 trackback0

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K_Tachibana
> 書き起こす人はすごいね・・・

ちゃんと1人速記者を置いてますからね.速記も速記の文字起こしも特殊技能ですよね.
2009.07.11 07:17
M322
なるほど速記者ですね。

あのような結論の出ない会議では、全てを記録するこうしたやり方の方が良いとは思うのですが、いかんせん全部読むのは大変です。


2009.07.11 11:40

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