マニアな産業遺産「軍艦島」へ上陸してきた(前篇)

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廃墟マニアなら一度は訪れたい場所の一つ。

 『軍艦島

そんな島への上陸記をつらつらと。

(長くなったので初めての前後篇2本立て)

まずは前篇。レッツ軍艦島

軍艦島は長崎港から南西に19Km沖合に位置する「端島(はしま)」の別称。
かつてこの島は海底炭鉱の島として栄え、
周囲1,200mほどの小さな島に最盛期には5300人もの人が住んでいたという。

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塀が島全体を囲い、高層アパートが立ち並ぶその外観から『軍艦島』と呼ばれる。

1974年の閉山とともに無人島になり、40年もの期間を経ていまではすっかり廃墟と化した。
長らく無人であったこの島への上陸が昨年4月頃に解禁になっている。

軍艦島の歴史についてはこちらに詳しい。

 >軍艦島を世界遺産にする会HP

上陸解禁当初は予約殺到が予想されたが、それほど観光客は伸びていないよう。

長崎港から高速船で30分以上かかる場所である上に、波の状態によっては上陸もできない。
いってみなけりゃわからない。
まるでクジラウオッチングのよう。

わざわざ遠くから訪れるにはリスクが大きいし、地元の人は4,000円も払ってわざわざ見にこないらしい。



そんなこんなであまり現実味のなかった『軍艦島

先日急遽、家族で長崎に旅行にいくこととなり、ふつふつと『軍艦島』上陸熱が湧いてきた。
旅のプランを練るパートナに軍艦島への熱い思いを語ってみると、

 「私はまったく興味がないから一人で行けば」

理解があるのかないのかわかりかねる言葉を頂戴する。
家族旅行なのに、おひとり様で上陸ツアーをネット予約したのが一週間前。



どきどきの当日。

飛行機かバスが10分でも遅れたら出港に間に合わなくなるシビアなタイムスケジュール。
長崎に着くなり家族と反対方向へ走り一人長崎港行きのバスに飛び乗る。
何とか時間通りに集合場所である長崎港は元船桟橋に到着。

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今回お世話になったのはこちら、

 >高島・端島(軍艦島)上陸ツアー(高島海上交通)

前述の「軍艦島を世界遺産にする会HP」理事長である坂本さんの解説付き。

軍艦島ツアーはもう1社が船をだしているが、そちらは定員170名程のもっと大きい船。
実は最初はこちらで予約入れようとしたものの飛行機の時間に合う便がなく(9:00と13:10発)、
15:20発がある高島海上交通を選んだ。結果的に満足。

ツアー費用はどちらも4,000円+施設利用料300円。
どちらを選ぶかは、船の大きさや出港時間で決めればよいだろう。
私は少数制の高島海上交通を勧める。ただし後述するとおりかなり”揺れる”



さて定刻。

船の前に集まりブリーフィング。
参加者は女性の3人組、カップル一組、マニアな男性一人、そして私の計7名。
クルーは坂本さん含め6名。参加人数に対してなんと贅沢な布陣。

島の周りは波が高く、上陸できるかどうかは五分五分と伝えられる。
船は激しく揺れるから、酔い止め欲しければ200円で売りますと・・・

吐きたくないので薬を購入して飲む。まぁすぐに効くわけではないから気休め。

揺れの影響が少ない一番後ろの席を確保。



そして出港。

意外と楽しかったのが、湾内のクルージング。
出港と同時に観光アナウンスが船内に流れる。

古くから造船で栄えた長崎港は、いたるところに造船施設がある。

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1909年に建てられた三菱重工業長崎造船所の150トンクレーン
別名ハンマーヘッドクレーン。
いまだ現役。

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第二船台ガントリークレーン(多分)
戦艦武蔵がここで作られたらしい。

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海底ケーブル敷設船
あとで知ったのだが、長崎は国際通信発祥の地らしい。

 >長崎国際電信局について

telecom_nagasaki.jpg
長崎の町中ではこんな碑も見つけた。

左手にも造船所
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全長1,000m近くあり、大型タンカーの製造も可能。


次々と流れていくマニアな建造物。
酔う暇もない。

湾を出る辺りで、坂本さんがハンドセットをつけて登場。

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写真を使って軍艦島の基礎知識の講義。
最近はフランスからの取材が多いらしい。
坂本さん曰く「モン・サン=ミシェルに似てるからでは」らしいが、ホントか?


ちなみに湾内観光スポットのほとんどは長崎港を背にして右手側。
なので右側の席がお勧め。

湾外にでるとなかなかの揺れ。

そうこうしているうちに右手前方に軍艦島が見えてきた。

どんだけ揺れてたかというとこんな感じ。



でもハイになってるのであまり気にならず。

おぉー軍艦だ。
って揺れててよく見えねぇ。

続きは次エントリーで。

 >マニアな産業遺産「軍艦島」へ上陸してきた(後篇)
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タイトル通り(笑) 軍艦島と言うのは、長崎の元炭鉱のあった島でその姿が遠くから軍艦のように見えるところからついたのだと言う。 ...
2010.04.20 10:02 若だんなの新宿通信

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