マニアな産業遺産「軍艦島」へ上陸してきた(後篇)



 >マニアな産業遺産「軍艦島」へ上陸してきた(前篇)

に続く後篇。

軍艦島に近づくと、ちょうど全景が写真に収まる辺りで船がいったん停泊。
逆光に浮かぶ軍艦島が美しい。

スタッフの方も親切。一人の私を見かねて記念写真を撮ってくれた。

もしやここで引き返すのでは・・・と一瞬不安に。


そんな心配をよそに再出発。
軍艦島に近づく船。揺れながらも接岸。無事上陸。ビバ軍艦島。

gunkanjima (17)

トンネルをくぐりぬけ島に入ると途端に静寂に包まれる。
聞こえるのは波の音とトンビの声。
みんな言葉を失いしばし景色に見とれる。gunkanjima (21)

三つある見学スポットのひとつ目。

遠く先に見えるのは小中学校や幼稚園。
エレベーターもない鉄筋コンクリートビル。
幼稚園は一番上にあり、園児は毎日9Fまで階段を登ったとか。


左上にあるのは三菱のエリート幹部の住居。
いつの時代もえらい人は上にいるのだね。


なお、当時は草木は一本も生えてなかったらしく、
少しでも緑を感じるために壁を緑色にしたり、屋上庭園を造ったり。
いまでも緑色の壁がわずかに残る。


gunkanjima (19)

その後も見学スポットに着くたびに坂本さんの静かな解説が入る。

大学入学まで島で過ごした坂本さん。
建物ひとつひとつへの想いれを感じる。

ここが風呂。ここが学校。ここで水遊び。

父親達の厳しい採掘作業。

当時の情景が浮かび上がる。

貴重な産業遺産を伝える語りべ。


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燈台は閉山してからできたもの。
操業当時は、建物から漏れる灯りで島全体が燈台の役割をしてたのこと。

B'zがここでPVを撮ったことがあるらしく、建物をライトアップするシーンが最後にある。

 >B'z(ビーズ) 「MY LONELY TOWN」(MUSICPV.JP)

当時はこんな感じだったのだろう。

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崩れたがれきは、台風によるものらしい。
大型台風時には、島を越える程の波が襲うとのこと。

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会話が止まるその刹那、時が止まったかのような感覚になる。

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太陽が傾き西側の建物が逆光に染まる。そろそろ時間。

gunkanjima (51)
名残惜しくも帰りの船へ。

gunkanjima (54) 
帰りはあっさり。

軍艦島が消えていく。


タイムスリップしたような。
見知らぬ異国に迷い込んだような。
過去訪れたタイのアユタヤ遺跡とトルコの要塞と、ラピュタの世界をごちゃまぜにしたような不思議な光景だった。

なにより良かったのが坂本さんの解説と、少人数制。
100を越える人がわさわさ居たらこんな感じで浸れなかっただろう。
ツアー会社のブログも更新されていた。

 >4月の軍艦島上陸ツアー運行(軍艦島を世界遺産にする会(Gunkanjima))



明治昭和の近代遺産。

長崎にきたらちょっとしたタイムスリップを試してみたら。


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.08 2010 行って来た comment2 trackback0

comment

なぎ
軍艦島に行かれたんですね~。うらやましい。

全景の動画が漂流者みたいで心躍りますですね^^
上陸後の静止画像とのギャップがいい具合です。
帰りの乗船でちょっとホッとしませんでしたか?
迷宮に迷い入らなくて良かったですー^^




2010.04.16 13:25
M322
ふふ。いいでしょ。

島はまさに時間が止まった感じです。
周りは海なのになぜか乾いた感じも増した。

九州にいかれる時は無理やりにでもいくべきですね。
2010.04.18 22:36

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