”伝えてもらう”重要性

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技術展示を当事者としてやってみた。

半年ほど前にたまたま目にした地元の商工見本市の出展案内。
自治体がバックアップしているため出展料が破格。会場も事務所に近い。
またブース割りも研究発表で多用されるひと小間ブース。

当事者として参加することで、出展前後のバックヤード業務も経験できるし、
なにより来場者と直に触れることによって新たな発見があるかもしれない。

そんな狙いもあって(勿論他にも目的はあるが)試しに参加してみた。
研究開発支援については当ブログの最初のエントリーで触れた。
「テクニカルコミュニケーション?」

試作開発したシステムの説明用デモストレーションシナリオを提案したり、
モックアップを制作したり、環境設定をしたりと、通常は研究員の黒子ととして動いている。

しかしながら実際自分達が主役となる展示の経験はなかった。

今回は顧客である研究者に気を使うことなく、
技術を”魅せて、伝える”実証実験。

私が全体ディレクション。
ソフトウェア技術に慣れ親しんでもらうことを第一の条件とし、
エンジニア達がそれぞれ展示コンテンツを用意した。

ひと小間ブースでのたかだか3日間の展示であったが、ハード面からソフト面まで
色々勉強になることも多かった。
コンテンツ内容、説明内容、ディスプレイ方法、展示導線、パネル、照明・・・

個別の所感はおいおい書くとして、まずなにより一番収穫だったのは、
エンジニア達の来場者との触れ合いであった。

同業者と思われる方たちからの専門的なコメントはもちろん、
普段、接点のない一般の方
(展示に使われている要素技術を知らない、もしくは興味がない)達の反応は
エンジニア達にとってとても刺激的。

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・子供が単純に喜んで遊んでくれたり、学生が素直に驚嘆してくれたり。
・経営者がビジネスプランを矢継ぎ早に挙げてきたり。
・まったく畑違いの業界へのビジネス展開の提案があったり。

受け取る言葉も違えば、返す言葉もいつもと違う。
エンジニア達は戸惑いながらも非常に生き生きと対応していた。

通常業務では技術の内側のコミュニケーションが主体であるエンジニアにとって、
技術の外側から目線で語られるコメントをダイレクトでやりとりできたことは
今後のエンジニア人生にとって非常に有用な経験であったと思う。

よくサイエンスコミュニケーションでは双方向性、
特に一般市民から科学者への伝達の重要性が語られることがある。
こうした取り組みはエンジニアとサイエンティストの違いはあれど、
一般市民から”気づき”を与えて貰えると言う点で、大切なことなんだなと改めておもった。

普段は技術・研究を”伝える”方法にばかり目が行ってしまっているが、
技術者・研究者に”伝わる”やり方も考えてみるのも大事だなと。
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.17 2008 テクニカルコミュニケーション comment0 trackback0

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