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『父親として知っておきたい理科の常識』裏書評

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父親として知っておきたい理科の常識 (PHPサイエンス・ワールド新書)

書評を寄稿した。

 『父親として知っておきたい理科の常識(目時伸哉)』SciencePortal科学のおすすめ本


書名に釣られて読んだ本。

読み進めるうちに印象の変わっていった本。

本書は父親と子どもの掛け合いの中で、科学や技術の疑問を解いていく形式。


正直、最初は???だった。


題名から想像する、

”子どもに聞かれても恥ずかしくないような理科の知識を父親がつける”

目的にはいまいち。

本の中に記載されている用語や図表は特段優しく書かれているわけではない、
数式や法則とかに拒否反応を示すひとはこの本を見ても同く拒否反応を起こしそう。

ちょっと頑張って読もうかなと思っても会話形式は意外と読みづらい。
知識をつけるだけなら、いっそのことテキスト形式の方が良い。


それに、

”子どもに教えるときに使えるわかりやすい便利な言葉”

が、書かれているわけでもない、

会話の中では、けっこうストレートな科学用語が使われている。

本書に登場する「なっちゃん」や「うららちゃん」ほど、子供はモノわかり良くはないだろう。
(少なくともうちの子には通じない)


じゃ、筆者は世の父親に何を伝えたかったのだろうか?
編集者はどうしてこの形式を選択したのだろうか?


その答えの一つが、

「子どもへの理科の伝え方」

なのではなかろうか?


理科の知識をただ詰め込むだけなら、塾に通わせればよいし。
本を渡して読ませればいい。

もっと言えば、ネット端末でも渡して、「ググれ」で済む。


大切なのは想像力を引き出す伝え方。

一つの数式や法則が広げる世界を知る楽しみ。
理科と社会のつながり。
それらに気づくきっかけをつくる伝え方。


さらに言うと、

「子どもからもらえる理科の気づき方」


合理的無知な状況下で、思考停止に陥っていりがちな親の頭に刺激を与えてくれるのは、子どもの素朴な疑問だったりする。


そもそも専門家でもない自分と子どもの理科の知識の差なんてたいしたものでもない。



”科学・技術”の親子の対話は、最も身近なサイエンスコミュニケーションの機会。


そんな大切な機会を大事にしたいなぁと。

本書を読み終えてしばらくたってからじわじわ思った。


あとは書評に書いたとおり。



『科学技術は日本を救うのか-『第4の価値』をめざして』(科学のおすすめ本)のすすめ
『自然に学ぶ粋なテクノロジー なぜカタツムリの殻は汚れないのか』書籍の紹介の紹介

「合理的無知」とサイエンスコミュニケーション

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2010/09/26 18:10 | サイエンスコミュニケーションCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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