サイエンスコミュニケーションするのはいつまでどこまで?

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なんとなく気になってたことがアゴラでも気になった。

それはサイエンスコミュニケーション活動をする期限と場に対する意識。

次の課程に行くか就職かのはざまにいる博士の卵達が多いところで
サイエンスコミュニケーション講義を受けてたこともあり、

「夏休みが終わったらそれどころじゃなくなります」
「就職するので関われなくなります」
「まったく別の業界に行くのでもう無理ですね」

彼らから良くこんな話を聞いていた。
先日のサイエンスアゴラでは学生達に加えて、
(学生達がそこへいけばサイエンスコミュニケーションに関われると考えている)
研究機関や博物館で広報やインタプリタ-をやっている方々とも話す機会に恵まれたが、
彼らも同じように

「いまの職場が終わったらどうなるか」

というような不安を訴えていた。

(ここでは研究職のパーマネントとか契約社員とか制度的なものはおいておくとして)

私としては、科学科学している場から離れたときこそのサイエンスコミュニケーション
だと思うのだが、どうもそうではないらしい。

もちろん全ての人がそうというわけではないが。

ただ多くの学生達や社会人2~3年目の彼らにとっては
社会にでたり、学術の場がから離れてしまうと
サイエンスコミュニケーションでは食べていけない”
と考えているようにみえる。

みんながみんな学術界に身を置ける訳ではなく、
当たり前といえば当たり前なのだが、
だからといってバンドを諦めて就職するように、
きれいさっぱり離れてしまうことはないのに。
高度な専門知識と伝えたい意識があるのに勿体ないなと思うのである。

サイエンスコミュニケーションはただの一手段。
サイエンスコミュニケーション”だけ”ではやっていけなくても、
サイエンスコミュニケーション”も”活かしていく場を見つければ(作れれば)
いくらでも続ける方法はある。

社会人経験もない彼らにそれを自分で切り拓けってのも酷なのかもしれないが・・

だからそんな若い人たちに対して
普通の社会人でも研究職でなくても、
サイエンスコミュニケーションに関わっていける、活かしていける。
もっといえば、
サイエンスコミュニケーションに関わりながら食べていくこともできる
いち参考となるような活動ができれば良いなと勝手に考えたりする。

TVや学会に出るような有名人だと現実味ないし。
引退後のボランティアだとまた遠すぎるし。

もう少し、企業ベースでの具体的な場でのモデルケースが魅せられれば。
自分自身も試行錯誤中。
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.26 2008 サイエンスコミュニケーション comment2 trackback2

comment

鳥類
まさに同感です。
語尾が人になった「サイエンス・コミュニケーター」というのも、「職名」ではなく、もっと広義に、ある種の姿勢というか態度というか、そんなものとして捉えたほうがいいんじゃないかな、と思うのです。
研究機関の広報や博物館の解説員以外の、ちゃんとビジネスとしてまわる実例を是非一つ創り出したいものですね。
2008.11.27 02:31
m322
コメントありがとうございます。

そうですね。
四の五の言うよりまずはやってみることだと思ってます。
結果として「あぁそれも一つのサイエンスコミュニケーションですね」ってな感じになるのが理想ですかね。
2008.11.29 01:25

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B サイエンスコミュニケーションにアップされた,珠玉のひと言.
2008.11.27 05:34 Science and Communication
サイエンスアゴラが終わって気が抜けたのか、風邪を引いた私です。 病院でお医者さんに「良くかぜ引きますね」といわれたのがショックです...
2008.11.28 11:48 若だんなの新宿通信

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