遊び心あふれる視覚伝達表現 『福田繁雄大回顧展』

福田繁雄展

川崎市民ミュージアムで開催中の企画展

 『ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展

にいってきた。


会場で流れていた対談ビデオでの福田氏の言葉。

 ”人の視覚を通してハートに釘を刺す”

の通り、心に刺ささる作品が大量に展示されていた。


川崎市民ミュージアム

福田繁雄氏は、日本を代表するグラフィックデザイナー。
そしてグラフィックデザイナーでありながら立体的な作品も多く手掛ける。

川崎市民ミュージアムの吹き抜け空間にあるオブジェも氏の作品だ。

会場には氏の代表的なポスターを始め、巧みな視覚伝達表現を
駆使した面白作品が大量に並ぶ。


光と影、右と左、上と下。
表には裏があり、逆の視点がまた意味をもつ作品。
シンプルだがニヤリとさせる。

立体錯視な作品も多く展示されていた。

平面のような立体、立体のような平面。

見る角度によりペシャンコにみえる車や、
滅茶苦茶に組み立てられてあるようなガラクタが、
鏡に映すと立派に見えるピアノ、
そもそも最初から平べったい椅子、などなど。

会場の最後にある作品は『ランチはヘルメットをかぶって…』。
スプーンやフォークを溶接した物体の影がバイクに見えるオブジェ。
実物を見る前は、影はフェイクだとばっかり思っていたら、これは本当の影。
848個もの食器を精巧に組み上げた立体作品。
(しかもこのフォークやスプーンは一つ1,800円もする高級品らしい)
まさに本気の遊び心。

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福田繁雄《ランチはヘルメットをかぶって…》1987年、二戸市シビックセンター福田繁雄デザイン館蔵 (c)Shigeo Fukuda  Photo Courtesy of Shizuko Fukuda


福田氏は最後までデジタルを使わず、手書きにこだわったらしい。
亡くなる最期の時にアトリエの机に置いてあった手書きのメモも展示されていた。


どれもこれも欲しくなる作品ばかり。
堪え切れず図録を購入。
福田繁雄展図録



エッシャーとピタゴラススイッチを足してムナーリを掛けた感じの作品達。
子供連れでも十分楽しめる。
開催期間はあとわずか。まだの人は急いだ方がいい。

ユーモアのすすめ

ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展
期間:~2011年11月6日(日)
場所:川崎市市民ミュージアム(神奈川・武蔵小杉)
内容:新しいユーモアの感覚を喚起させる福田繁雄の平面作品200点・立体
   作品200点余りを一挙に紹介
URL:http://www.kawasaki-museum.jp/display/exhibition/exhibition_de.php?id=194



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.30 2011 展示 comment0 trackback0

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