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「うならせる研究」 でアウトリーチ

unaru.jpg


”うならせる研究”

この言葉にグッときた。

言葉の主は東京大学先端科学研究センターの森川博之教授

先日駒場東大で行われた

 2008年度MLABネットワークリサーチフォーラム

冒頭挨拶での一言。

MLAB FORUMは森川教授の研究室の研究成果と今後の研究方針を
公開する場として一年に一回開催されている。
森川研究室は情報通信をメインとした工学系研究室

以前一度仕事でお世話になった関係で数年前よりフォーラムにお邪魔させていただいている。

森川教授曰く、

 今の研究は単に研究成果が出ただけでは足りなくて、
 人々を”うならせる”だけの研究成果を出していく必要がある。
 性能品質から魅力品質へ
 それには内に籠ってコツコツいそしむだけでは足りない。
 ユーザやメーカーさんからの多くの叱咤激励を受けることにより
 初めて”うならせる”ものができる。

とのこと。

”役に立つ”
とか
”わかり易い”
とかを通りこして

”うならせる”

ことができるような研究なら研究室を取り巻くステークフォルダーも
研究に対して応援したくなるし、理解も示すだろう。
”うならせよう”と研究している時点で外向きの視点が自然につく。

もちろん”奇をてらう”ことを目指しているわけではなく、
ステークフォルダーの声に耳を傾け、自らの知識を注ぎこんだ上で
結果としての”うならせる”だと思う。

こうした姿勢はこのフォーラムでも現われている。

まず研究室の長である森川教授が研究室としての展望を説明。
次にゲストスピーカーがその年のトピックス的なテーマで講演。
(今年は法学者のベンチャー論)
そして研究室の上位者が研究テーマについて説明する。

面白いのはこの先で、

学部生から博士課程までの研究室の30人程度の学生達が一分間のリレープレゼンをやる。
各自趣向を凝らして自分の研究の魅力を伝えていく。

そしてプレゼン終了後はフォーラム会場の外にパネルやデモ展示が準備してあり、
プレゼンをした学生達が待ち構えている。

ポスターセッションの場は単なる説明の場ではなく、かなり双方向性が高い、
森川教授から「学生たちに厳しい意見を」との前振りもあり、
訪れたメーカ担当者などからブースブースで質問と意見が飛び交う。

ポスターセッション中はコーヒーや紅茶がおいてあったり。

”アウトリーチ”、”サイエンスカフェ”、”理解増進”
言葉こそ主催者からは一切でてこないが、
まさに双方向の”サイエンスコミュニケーション”の場だなと感じた。

すばらしい研究あっての”アウトリーチ”な訳で、
その研究に邁進することで結果的にアウトリーチにも繋がる。
これはとてもよい流れなのでは。

こうした状況で育った学生達は、自然にユーザ志向を身につけ、
学術界に残るにしろ、実業界に飛び出すにしろ有益な研究を続けるだろうし、
いつか”うならせる”研究成果をだすのだろうな。

私も”うならせる開発”や”うならせる経営”を目指したい。


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2008/12/11 18:00 | テクニカルコミュニケーションCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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