幕末のONE PIECEがここに。『没後150年 歌川国芳展』

歌川国芳展


東京は六本木で開催されている

没後150年 歌川国芳展

に行ってきた。

繊細かつ大胆、迫力と遊び心満載な浮世絵。
写楽と狩野一信を足して福田繁雄をかけた感じ。

部屋に一枚頂戴したい。
そんな作品があっちにもこっちにも。





葛飾北斎(1760-1849)や歌川広重(1797-1858)と同時代に生き、
武者絵に新境地を開いた人気の江戸ッ子浮世絵師歌川国芳。

その国芳の没後150年を記念する展覧会。
代表作はもちろん、新発見の傑作を多数含む421点で構成した史上最大級・空前絶後の展覧会。

目当てはなんといってもこれ。
800px-Musashi_on_the_back_of_a_whale_20120114184332.jpg
『宮本武蔵の鯨退治』
文句ない迫力。

他にも躍動感あふれる武者絵や説話を描いた絵に圧倒される。
歌川国芳『龍宮玉取姫之図』
『龍宮玉取姫之図』

なんかこの感じ最近どこかで見たなぁと思ってたら、
あぁこれだ。↓

61RNa821XtL__SL500_AA300.jpg
       『ONE PIECE』

海王類が出てきたり、魚人や超人が暴れたり、スピード感ある劇画はかなり近いものがある。
水滸伝を本にした『稗史水滸伝』がおいてあったが、これなんてまんまコミック。
著者の尾田栄一郎さんは国芳の末裔かも。


展覧会は10のテーマにわかれていて、
武者絵の他にも美人画や風景画など国芳の作品の幅広さを知ることができる。

1章:武者絵―みなぎる力と躍動感
2章:説話―物語とイメージ
3章:役者絵―人気役者のさまざまな姿
4章:美人画―江戸の粋と団扇絵の美
5章:子ども絵―遊びと学び
6章:風景画―近代的なアングル
7章:摺物と動物画―精緻な彫と摺
8章:戯画―溢れるウィットとユーモア
9章:風俗・娯楽・情報
10章:肉筆画・板木・版本ほか

こんな戯画もまた楽し。
「絵鏡台合かゞ身」猫
『「絵鏡台合かゞ身」猫』

まだまだ気になった作品多数。

『清盛入道布引滝遊覧悪源太義平霊討難波次郎』の稲光
『山平版武者絵シリーズ「和田平太胤長」』の絡みつく蛇
『本朝水滸伝豪傑八百人一個 早川鮎之助』の刺青と水流
『龍宮玉取姫之図』の魚人
『暑中の夕立』の雨に遭遇した女性達の立ち振る舞い
『東都名所 新吉原』の朧月
『「荷宝蔵壁のむだ書」黄腰壁』のへたうま似顔絵

などなどどれもつい持ち帰りたくなる魅力。


会場の最後、エピローグに国芳の弟子である歌川芳富が描いた、
国芳の死絵が飾られている。
国芳死絵
『国芳死絵』

煙草入れに大好きな猫の根付をつけたちょい悪おやじっぽい国芳。
さぞや粋人だったんだろうね。


会期は2011年2月12日(日)まで。
ただ、前期後期でほとんどの作品を入れ替えるそうだから、
もれなく作品を見たい人は1月17日(火)までに一度見に行った方がいい。

 期間
 前期:~2012年1月17日(火)
 後期:2012年1月19日(木)~2月12日(日)
 場所:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)
 URL:http://kuniyoshi.exhn.jp/



あぁまた図録を買ってしまったよ。

歌川国芳グッツ

関連エントリー
:役者は揃っている。「写楽展」はあと三日
:遊び心あふれる視覚伝達表現 『福田繁雄大回顧展』

関連記事
.14 2012 展示 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://btobsc.blog25.fc2.com/tb.php/475-bf98b49e

プロフィール

k_2106

Author:k_2106
科学好き
博物館好き
魚好き


このブログ方針みたいなもの"

最近の記事

●全ての記事はこちら

フリーエリア

タグcloud

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

コメント・ご質問はこちらまで

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター