「『月刊広報会議』 特集 体感とデータ実証の魅力 話題の科学広報に学ぶ」

月刊広報会議201207
広報会議 2012年 07月号 [雑誌]

『広報会議』の最新号(7月号)で、

科学広報を特集していた。

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【最前線レポート】体感とデータ実証の魅力 話題の科学広報に学ぶ」

・大規模化する研究機関の一般向け広報 海洋研究開発機構/国立天文台
・なぜ今、科学広報が活発なのか?
・活性化する研究機関の一般向け広報事例
 宇宙航空開発研究機構(JAXA)/理化学研究所/基礎生物学研究所/物質・材料研究機構(NIMS)
・一般生活者に発信する企業の想い
 清水建設/前田建設工業/東京エレクトロン
・科学コミュニケーターの育て方 日本科学未来博物館
・視聴者に求められる科学技術番組のつくり方 
・フジテレビ「ほこ×たて」/NHKスペシャル「宇宙の渚」
・科学の「伝わらない」をどう克服するか? 大江麻理子(テレビ東京アナウンサー)
・積極的に伝え、アクションを起こす時 渡辺政隆(筑波大学)
http://www.sendenkaigi.com/books/back-number-kouhoukaigi/728


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既に機関広報に携わっている人や、広報系の情報収集をしている人にとってはそれほど目新しいことが書かれているわけではない。
記事中に登場される方達はこの分野では有名な人が多いし、規模の大きい機関の紹介が中心である。

まずは全体像や潮流を知りたいと思う人にはちょうどいい記事ではあるが、
広報担当なら、むしろ他の特集記事であるプレスリリースや広報誌の書き方の方が参考になるだろう。


ともあれ、科学技術分野以外の媒体でこうした取組みが特集されるのは珍しい。

科学広報の重要性が認識されて来た(求められてきた)ということだろうか。


科学広報は微妙な位置付けにある。


センス・オブ・ワンダー過ぎると、リスクコミュニケーション界隈から苦言がでるし、
グレーゾーンを強調し過ぎると、つまらないものになってしまう。
細部にこだわれば、理解されないし、
簡略化し過ぎると、研究者達が伝えたい想いを削り兼ねない。
一般市民向けだけでなく、親会社(監督官庁)向けへの気遣いもある(だろう)。


仕事柄ちょっと斜めな位置から広報活動をサポートする身としても、
この辺のバランスにいつも悩まされる。


企業広報とは違ったセンスが求められる科学広報。
ただ、難易度とは裏腹に先立つ予算や体制がそれほど良いようには見えない。

広報の存在意義を訴える広報も必要か。

注目されるだけでなく、予算もつけばなお良しなんだけどね。



関連エントリー
今そこにない危機をどう伝えるか。
「合理的無知」とサイエンスコミュニケーション
その席へどう着かせるか。
「サイエンスコミュニケーションの広がり」は身近なところから
確率的影響下で大人がやること。
ヨウ素やセシウムは何が怖いの?
科学技術コミュニケーションの評価に集合知
科学技術コミュニケーションに必要なスキルって? サポータの立場から1
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「経営者」に伝わる科学技術
「伝える」のではなく「伝わる」

なんとかリテラシーは誰のため?

「科学技術と社会の相互作用」第2回シンポジウムに半分だけ参加してきた(備忘録)
21世紀の科学技術リテラシー第2回シンポジウムに参加してきた(備忘録)


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