震災と情報通信を考える3冊

あれから一年半。


あの時、情報はどう伝わったのか、伝わらなかったのか。
その時、IT屋は何をしたのか、できなかったのか、

現場にいない僕たちに届く情報はソーシャル万歳な言説が多い。

果たしてソーシャルメディアは本当に役に立ったのか、

情報を作り出す側、届ける側、届けられる側。
複数視点で見つめなおし、次に何をすべきか考えるために読んだ本。

いずれも地道な取材や、詳細な分析、現場のリアルな声が載っている。

有事のコミュニケーションはかくあるべきか、
サイエンスコミュニケーション的にも参考になる文献だと思う。
紹介がてら載せておく。



●情報を創った人たちの話。
IT時代の震災と核被害

   『IT時代の震災と核被害 (インプレス選書)

前半は、震災関連情報を収集・整理して届けたIT集団の初動レポート。
後半は、社会科学者や原発識者による検証。ITに関係しない論考もあり。


●現地で情報を受け取った(受け取れなかった)人たちの話。
311被災地の証言


   『3.11 被災地の証言 ー東日本大震災 情報行動調査で検証するデジタル大国・日本の盲点ー


宮城・岩手・福島県の在住者約3000人を対象に情報行動調査。
情報発信側からは見えない、情報空白地帯の実態。
伝わることの難しさを知る。


●情報を届ける人たちの話。
災害弱者と情報弱者1

   『災害弱者と情報弱者: 3・11後、何が見過ごされたのか (筑摩選書)

震災・事故の情報は、何がどのように誰に届いたのか。
複数のメディアのデータを元に分析。
分析手法(手法の限界)についても丁寧に説明されている。

社会的弱者が、情報弱者、災害弱者となる様をあぶり出し、
情報を伝える側が気をつけるべきことを検証していく。
同時に情報を受け取る側のメディアリテラシーにも言及。

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.01 2012 サイエンスコミュニケーション comment0 trackback0

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