サイエンスアゴラ2012雑感(整備された広場に抜けおちた何か) #sciagora12

横串フィールドネット2012


今年もサイエンスアゴラが終わった。

サイエンスコミュニケーションネットワーク横串会として参加して5年目。
来場者としては6年目となる。

これまでのアゴラの推移と今年の様子については、
横串会で5年間ご一緒させていただいているフジタツヨシさんが
詳細にまとめて下さっている。

 >【科学】サイエンスアゴラ2012に出店してました:2012年11月14日(フジタツヨシの新宿通信)

  『サイエンスアゴラは、みんなでより合って何かを作る場ではなく、行う場になりました。』



うむ。

内容は概ね同意(と一言で済ませてみる)

私にはこんなに上手くまとめられないので気づいたこと忘れないうちにをざっくりと。

期間中は、横串会ブースをベースにして会場をふらふら見て回った。
きっちり参加したのは、興味のあった科学広報関連のワークショップ2件
その他はほぼ流しながらの見学。
後は『横串フィールド.ネット』向けに集めたアゴラ関係のブログや
Twiiterを拾って読んだ。
そんな辺をベースにした感想になる。

良い意味で歳時記的な科学イベントとして定着したのではと思う。
来場者(特に子供)を喜ばすセンスオブワンダーなイベントが多く、各研究所もこなれた感じで自組織の活動アピールをしていたように見えた。今回『横串フィールド.ネット』を使って、事前告示がどのくらい出ているかウオッチしてみたが、各組織は早い段階から情報を発信していたし、メディアも情報を流していた。

 >サイエンスアゴラ2012事前告示や宣伝など(サイエンスアゴラ横串フィールド.ネット)

研究機関にとっては大事なアウトリーチの場、市民団体には格好の活動の場になり、フジタさんのおっしゃる「みんなと作る場」から「行うための場」、もっというと「旨く乗っかる場」に変わったのではないかな。 

そうはいっても、シビアに考える系のものが無くなったかというとそうでもなく、シンポジウムやワークショップの形でしっかり行われていた。
ただ、そうしたイベントはいわゆる”一般来場者”の目に触れないところにあって、予め問題意識を抱えた人のみが集まる場になっていたように感じた。

展示ブースにしても、中高生の発表の場、地方科学館が集まる部屋、研究機関が固まるブース、それぞれがエリア分けされていて、同一カテゴリー内にいる人達の交流は促進されたのだろうが、カテゴリーをまたいだ交流は、何か意識的に動きまわらないと厳しい環境だった。


また、ほとんどは、サイエンスコミュニケーションの活動報告ではなく、実践そのものをそこでやっているわけで、自ら活動したい人にとっては、活動のショーケースは見られても、実践者に対して、質問を投げかけたり、疑問をぶつけたりすることはなかなかできなかったのではないだろうか。

そんなこんなで横串会のブースには、未来館1階の入り口そばという好立地にあったせいもあり、
サイエンスコミュニケーション関連の疑問や悩みや想いを抱えた人が入れかわり立ちかわり訪れてきた。

・サイエンスカフェってどうやるの?
サイエンスコミュニケーションに興味があるけど何やるの?
サイエンスコミュニケーションのこの辺やってる人は誰なの?
・今年のアゴラはどう?
・進路相談・・・

などなど。

サイエンスコミュニケーションネットワークという曖昧な響きの組織名と、掲示したサイエンスカフェ情報が目を引いたのか、実に様々な人達が訪れた。
ぶっちゃけ、横串会の紹介はほとんどしていない。
何かを知りたくてアゴラを訪れたものの希望の答えが見つからず何となく立ち寄った人たちと立ち話をしてた感じ。

そうした行き場のない人たち(誠に勝手な解釈)の井戸端になれたなら横串会としてはブースをだした意味があったのかなと。


私自身が強く感じたのは、サイエンスコミュニケーションに興味を持ち実践したいと想っているいる人たちがまだまだいるといくこと、そして活動にあたってのエントリー情報を欲していることだった。
サイエンスカフェ実践者であるきりん座さんは大忙しだったし。

目を凝らせばエントリー情報はそこかしこにあるのだけど、つかみどころがないのは事実。

今年のサイエンスアゴラが、そうした層に向いていたかというと前述の通り違っていたというのが一番の感想かな。


恐らくこの辺の課題は、某研究会が取りまとめ、そのうち某協会が発信していくだろうから、横串会はどうしましょうかね。



あ。最後に一点だけブースの感想。

理科ハウスの「みんなのぎもん」のブース。
子供達がボードに書いた素朴な疑問に、本物の研究者が回答を書き込む形式。アゴラに集まる二つの層を時間差で見事につなげるアナログ手法。
お見事。

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.16 2012 サイエンスコミュニケーション comment0 trackback0

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