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贅沢な浮世絵の風景画展 「北斎と広重 きそいあう江戸の風景展」

北斎と広重

東京は町田にある町田市立国際版画美術館で開催されている、

 『北斎と広重 きそいあう江戸の風景展

に行ってきた。

江戸の風景画の二大巨匠、「葛飾北斎」と「歌川広重」
さらに、二人につながる絵師たちの系譜。
前後期併せて計約422点もの作品展示。

「冨嶽三十六景」と「東海道五拾三次」ってどっちがどっち?
あの有名な波の絵は誰が描いた?富士山は?
この辺が曖昧な人も(俺だけか…)
とても理解しやすい展示構成だった。




以前、別の展示で見に行った時の北斎はいまいち盛り上がりにかけたけど、

 >江戸のスナップショット 「特別展 ホノルル美術館所属 北斎展」

今回は「ベロ藍」を使った作品がこれでもかと展示されており、
ハッキリした色合いが好きな自分としてはかなり満足。
なんといったってこれ。

  神奈川沖浪裏
 《No154 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》

惚れ惚れする藍色。

他にも、『諸国滝廻り』や『諸国名橋奇覧』などのシリーズものの力強い作品の数々。

また、国芳を思わせる鯨があったり、
 千絵の海 五島鯨突
 《No285 千絵の海 五島鯨突》

鳥瞰図は北斎の想像力の極み。
 木曽路名所一覧
 《No98 木曽路名所一覧》


北斎に比べて広重は全体的に淡い。
作品によっては明るくハッキリしたものもあるのだけど(特に展示後半の方の作品は)
やはり北斎に比べて暗ったい。
でも、そのせいか逆に雨や雪といった悪天候を描いた作品が趣があってよい感じ。

 庄野 白雨
 《No261 東海道五拾三次之内 庄野 白雨》

 蒲原 夜之雪
 《No229 蒲原 夜之雪》


二人の作品だけでも書き出したらきりがなくなる。
それほど充実していた。


歌川国芳が3枚しかなかったのはちと残念だったが、


浮世絵の祖と言われる菱川師宣の作品を始め、

 《No1 東海道分間絵図》

北斎と広重につながる絵師たちの作品が置かれ浮世絵の系譜も辿ることができる。



主役二人と歌川国芳以外で気になった絵師は、

 溪斎英泉

いままで名前も聞いたこともなかったけど、作品は
広重の季節感と北斎の色使いを足して2で割った感じ。

 溪斎英泉
 《No337 日光山名所之内 素麺之滝》

もともと美人画が有名な人で「木曽街道六十九次」では広重と合作もしているらしい。

さらにもう一人、目をひかれたのが、

 勝川春亭

 《No129 相州江之島》

同年代の絵に比べてハッキリとした色が特徴。
キャプションを見ると歌川国芳にも影響を与えたとか。
何となく納得。


などなどとにかく盛りだくさん。

どれだけ盛りだくさんかはこちらからも覗ける。

 >動画で楽しむ展覧会!

有名どころの作品に一気に触れるだけでも良し。
風景画の系譜を学ぶのも良し。
そして二人の巨匠を見比べるのも良し。

11月25日(日)だから今週末が最後のチャンス!


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北斎と広重きそいあう江戸の風景

『北斎と広重 きそいあう江戸の風景』
会期:~2012年11月25日(日) 月曜定休
会場:町田市国際版画美術館(東京・町田)
概要:浮世絵の風景版画が北斎と広重によって大成するまでの道のりを3部構成、
   総計延べ422点の作品を通じて紹介。
URL:http://hokusai-hiroshige.hanga-museum.jp/

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2012/11/22 23:30 | 展示COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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