歌舞伎と刺青 「篠山紀信展 写真力」

篠山紀信展


東京は初台の東京オペラシティアートギャラリーで開催中の

 『 篠山紀信展 写真力

を見てきた。

紹介ページのくだりにある、

 ”篠山は「写真の力が漲った写真」であり、撮られた者も、撮った者も、
  それを見る人々も、唖然とするような「尊い写真」だと言います。”


の尊さは正直感じなかったのだけど、

普段、自分では見られないモノを作者のレンズを通して見れたという点で、
見に行った甲斐があった。

それは浮世絵絡みの2点。

1つは歌舞伎。

歌舞伎の“にらみ”を始めとした迫力あるシーンを切り取った写真が
何十枚とタイル状に並ぶ。
浮世絵の役者絵は好きだけど、本物の歌舞伎は見たことがない。
恐らく見に行けたしてもここまでアップで見られる席に座ること無いだろう。
ボコボコに殴られてニュースになった人やTVドラマで見かける役者さんも、
隈取姿はりりしい。


そしてもう一つは刺青。

倶利迦羅紋紋のフンドシ姿の男性群。
等身大以上の彼らが凄味を利かしてその彫り物を誇示。

いや、
ファッションを覗いて、彫り物はもう任侠の世界のアイコンだから、
彫り物自体を肯定する訳ではないのだけど、

浮世絵好きにとって、彫り込まれたその図柄自体はある意味魅力的。

でも凝視しようったって無理なこと(ですよね)。

その複雑な心境と状況を解決してくれる作品。

後にも先にもこんな機会はないんじゃないのと思う。


何を書いているのかよく判らなくなってきたけど、

自分には見られないものを届けてくれる。
行けないところにいって切り取ってきてくれる。

写真展ってそんなものなのかと思った次第。

アイドルやタレントだけでなく、
浮世絵好きな人も是非。


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篠山紀信展 写真力

『篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN』
会期:~12月24日(月・休)月曜休館
会場:東京オペラシティ アートギャラリー (東京・初台)
概要:いままで美術館での回顧的な展覧会を拒みつづけてきた篠山が満を
   持して世に問う、国内美術館初の大規模な個展
URL:http://www.operacity.jp/ag/exh145/index.html

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.23 2012 展示 comment0 trackback0

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