朧月にため息 「琳派から日本画へ」

琳派から日本画へバナー

東京は恵比寿の山種美術館で開催中の

 『琳派から日本画へ -和歌のこころ・絵のこころ-

を見てきた。

お目当ての絵、ただ一点を見るためだけに訪れた展覧会。


見たかったのは加山又造氏の作品。

国立近代美術館で開催された

美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年』展

の時に、一番ぶるっときた作品の作者。

 >ぶるっ!とできるのもあと3日「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」 #ぶるっ展

その豪奢な絵に魅せられて、
あまり馴染のない日本画専門美術館に行ってみた。


今回展示されていたのは

 《千羽鶴

近美で見た『春秋波濤』のような強烈な朱色はないが、
背景も鶴もうねりまくり。
月は月面に迫るかのごとく迫力。
もう独特の世界観。

期待を外さない絵であった。

これを見られただけで十分満足だったのだけど、
なんと、ロビーには氏の同名のレリーフが飾られていて二度おいしい。
山種美術館が恵比寿に建てられたときに持ってきたとか。


さらに、特に期待していなかった(と言うより何が展示されているのか意識してなかった)他作品もなかなか。


特に月の表現に感心。

加山又造のように力強い月でもなく、浮世絵にみられるハッキリとした輪郭があるわけではない。

目を凝らさないとわからないほどにぼやっと浮かぶ朧月。
どうやって描くのか、明確な線も色もあるわけではないのに確かにそこには月がある。

そして月とは対照的にクッキリリアルに描かれる樹や草花。

 《月・桜・柳(西郷 孤月)》
 《朧月(下村 観山)》
 《紅梅・白梅(速水 御舟)》

この辺はため息もの。


ぼやぁとした日本画はあまり好きではなかったけど、自然をスナップショットしたような作品に最近惹かれる。


特別展は3月31日まで。
いまなら、恵比寿から会場に向かう途中にある渋谷橋から明治通りの桜がちょうど良さそう。


会期:~2013年3月31日(日)
会場:山種美術館(東京・恵比寿駅)
URL:http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html






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