6月前半には終わっちゃう特別展(国宝大神社展、グレートジャーニー展、江戸人展、ラファエロ展、百花繚乱展)まとめてメモ

グレートジャーニー展


特別展の観覧感想。
感じたことは残しておきたいけど、個別に書くのも時間がない。

とりあえず、ざっくりメモだけしておこう。





国宝大神社展(~2013年6月2日)

大神社

・右も左も国宝や重要文化財だらけの贅沢展示。
・神にささげる古神宝。当時の王侯貴族がもつ調度品と同等の品質が保存状態よく残っていて貴重。
・他にも奉納された数々の、鏡や調度、刀剣、甲冑、馬具、絵画の数々。どれも豪華で巧緻な装飾。
・沃懸地螺鈿金銅装神輿(いかけじらでんこんどうそうしんよ)はその字面も凄いが、装飾はもう溜息もの。
・仏像ならぬ神像の存在を知る。阿吽の神像なんてものもあり。
・神像は神だけど人間臭い。
・ずらりと並ぶ男女の神像と対峙していると、親戚のおじさん、おばさんに何か窘められているような気分になってくる。

・布越しに写真を見せたり、神像のシルエットを映したりと、白い布の使い方が巧み。森の中の靄を感じさせて、神々しい。

・気になった作品
 《男神坐像・女神坐像・武装神坐像》
 《富士浅間曼荼羅》
 《春日神鹿御正体》
  他にも舞楽面とか刀とか


・神社パワー全開とかいってジンジャーグッツを売るのはどうかと思う。

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会期:~2013年6月2日(日) 月曜休館
会場:東京国立博物館 平成館(東京・上野)
概要:神社の宝物や日本の神々に関する文化財を総合的に展示
URL:http://daijinja.jp/


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ラファエロ展(~2013年6月2日)

ラファエロ展

・有名作家が来ているというのでせっかくだから見ておこう的鑑賞。
・額縁についてる元々のガイド表示がイタリックなフォントでおしゃれ。
・以前、江戸東京博物館で見たヴェネツィア展ばりの重厚感。レッドカーペットな雰囲気。
・目玉の《大公の聖母》は、近くで見たい人はウオークスルー、じっくり観たい人は少し離れてみられる導線になっていて親切。

・ラファエロ作の人物はみな目元がクール。特に子どもの眼がすかしている。
・自画像は複数あり同じテイストが並ぶと本物を探せ的な展示になる。
・描かれている装飾や服の質感が見事。
・版画やタペストリーは、下絵を描いた人はもちろんだけど、掘ったり縫ったりした人もすごいよね。

・ラファエロの絵を誰かが模写したりインスピレーション得て書いた絵をさらに別の媒体に描いたりとN次創作的。

・でも正直、これはレオナルドダヴインチ展ですといわれても気づかないかも。

・気になった作品
 《リンゴを持つ青年 ラファエロ・サンツィオ》
 《ガラティアの凱旋 マルコ・デンテ》
 《大公の聖母 ラファエロ・サンツィオ》

・ついでに常設展示も見てみた。企画展に比べガラガラ。でも企画展にだしたらそれなりに人が集まるであろう有名作品もずらり。国立博物館もそうだけど、常設展ってあなどれないよね。

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会期:~2013年6月2日(日)9:30~17:30(金曜日は20時まで開館)
   月曜休館(ただし、4/29、5/6は開館)、5/7(火)休館   
会場:国立西洋美術館(東京・上野)
概要:ペルジーノらの影響が色濃く残る修業時代の作品から、
   レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロに触発されたフィレンツェ
   における作品、そして1508年にローマへ上京し、教皇のもとで数々の
   大規模プロジェクトに携わった晩年の作品まで、20点以上のラファエロ作品が集結
URL:http://raffaello2013.com/
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百花繚乱―花言葉・花図鑑―(~2013年6月2日)

百花繚乱―花言葉・花図鑑―


・日本画は花より葉、葉より枝の描き方が見事だと思う。
・朧月や雪化粧、色の無い色を描く妙。

・四季の花全部入りの《百花》に桜がなぜ描かれてないのか疑問。
・速水御舟の作品が、なぜ一点だけ「参考出品」扱いになっていたのだろう?

・気になった作品
 《百花 田能村直人》
 《あけぼの・春の宵のうち「春の宵」 速水御舟》
 《月に千鳥・桜に雀、紅葉に小鳥 渡辺省亭》

・相変わらず来館者の年齢層が高い。

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会期:~2013年6月2日(日)午前10時~午後5時 月曜休館
   〔前期展示4月6日(土)~5月6日(月・休)、後期展示5月8日(水)~6月2日(日)〕
会場:山種美術館(東京・恵比寿)
概要:「物語でたどる人と花」、「ユートピアとしての草花と鳥 」、
   「四季折々の花」という3つの切り口から花を描いた作品を厳選し、
   花言葉や花の特徴、花を題材とした和歌や画家の言葉とともに、その魅力を紹介
URL:http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
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『 グレートジャーニー展(~2013年6月9日)』

グレートジャーニー

・僻地といっても北から南、高所から砂漠まで様々な場所があり、そこに暮らす人々の習慣も多種多様ということを認識できる展示構成。
・犬食や海獣・クジラの捕食など、彼の地の生活を、ごまかさずダイレクトにかつ丁寧に伝えていた。

・入り口近くにある人類最古の足跡。アフリカタンザニアラエトリ遺跡に残る人類の拡散のスタート地点。レプリカであるけども、大きな足と小さな子どもの足がリアルに感じられ、気持ちが盛り上がる象徴的な展示。

・シロクマ、ラマ、ラクダ、もろもろ剥製は、実物大だけに迫力満点。

・世界最古の約5000年前のチンチョロ文化のミイラ、こんな顔してたのかよ思ったら仮面でした。

・各民族の服飾・風俗を紹介するパネルが、モデル絵っぽくておしゃれ。この表現の仕方は初めてみた。

・毛皮ならぬ魚皮を纏う民族がいるらしい。

・フィリピンから石垣島に渡る木舟を、材料である鉄を作るところから手作りしていたことに驚愕。

・木舟の縄文号は実物展示。この船を保存展示する場所を探していたことが本展示の企画のきっかけになったとのこと。


・内容的にはすばらしいが、もともとの番組制作の二次利用的な展示もあり、他の企画展と同じ価格なのはどうかと思った。
・第一展示最後のプロジェクションマッピングはちと残念な感じ。これなら、グレートジャーニーの番組映像を大画面で流してくれてた方が嬉しい。

・『グレートジャーキー 鮭の旅』がオフィシャルグッツなのはどうかなと思う。

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会期:2013年6月9日(日)月曜休館
会場:国立科学博物館(東京・上野)
概要:人類拡散の歴史と厳しい環境で逞しく暮らす人々の姿、そこから考える
   これからの人々の暮らしを、人類学・考古学・民族学などの学問の
   ラインを超えて多角的に展示
URL:http://gj2013.jp/
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江戸人展(~6月16日)

江戸人展

・江戸人の頭蓋骨や再現顔が居並ぶ展示がシュール。
・町人と武家の顔付きが違うという、「身分社会」と顔の調査が興味深い。

・縄文人展から江戸人展ときたので次は明治大正人展か?
・何時代までの骨ならひかずに見られるだろうか。昭和の骨はもう生々しいよね。

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会期:2013年6月16日(日)月曜休館
会場:国立科学博物館(東京・上野)
概要:「大江戸の人たち」に焦点をあてた、国立科学博物館では初となる展示。
URL:http://www.kahaku.go.jp/event/2013/04edo/
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いずれも6月前半終了。
行きたい人は忘れずに。

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