美術館でサイエンスビジュアリゼーション 「大野麥風展 「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち 」

大野

東京駅隣接の東京ステーションギャラリーで開催中の、

大野麥風展 「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち

を観てきた。

きれいな色してるだろ
ウソみたいだろ
版画なんだぜ。それで・・・

大野麥風(ばくふうって読むのだね)は、類の作品を数多く描き、
『原色木版二百度手摺り』と謳われた『大日本類画集』を手掛けた
人として知られる。

その作品は日本画の花鳥画っぽいが、綿密な自然観察により、
の生態と生息環境を見事に表現た博物画である。

今で言うサイエンスビジュアリゼーションか。

作品に添えられた文章は、当時の類学者や釣り研究家の、
それぞれの専門領域からのもので、単なるカタログ的な
解説ではなく、読んでいて楽しい、


そして驚くべきなのが、これは肉筆画でなく版画ということだ。

絵師の麥風と、高い技術をもった彫師、摺師によって創りだされた共同作品。

どうしてこんな複雑な色合いを出せるのか、
なぜこれほど細かい線を表現できるのか、
淡水と海水の違いの表現などなど、

じっくり絵を眺めてもはなかなか理解できないほど繊細で彩り豊かな作品達が並ぶ。

展覧会では絵師と職人たちのすり合わせの経緯も中間作品を
通して見られるようになっているコーナもあり。


他にも、麥風以前の作者や現代の博物画の作品が並べられ、
の博物画の系譜を眺めることができる。

目の高さに一律に並べられた作品を眺めていると、
水族館を回遊している気分にもなる。


好き、博物館好き、アート好き、
誰が見ても満足のいく展覧会じゃなかろうか。



表紙の美しさに魅かれ、久しぶりに図録を買ってしまったよ。

大野図録

9月23日まで。

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大野麥風展

大野麥風展「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち
会期:~2013年9月23日(月・祝)休館日:月[9月16日、9月23日を除く]、9月17日(火)
会場:東京ステーションギャラリー(東京・東京駅)
概要:『大日本魚類画集』全72点やその原画、摺り見本などの
   関連資料を初めて東京で公開。麥風の卓越した魚類木版画作品
   をご紹介。他に魚類を描いた作家の系譜も。
URL:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/now.html

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.09 2013 展示 comment0 trackback0

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