閉じ込められた太郎作品 「第16回岡本太郎現代芸術賞 受賞作家作品展示 加藤智大 『太陽と鉄』」

岡本太郎_鉄 (9)


東京は表参道にある岡本太郎記念館。

そこで開催中の

第16回岡本太郎現代芸術賞 受賞作家作品展示 加藤智大 『太陽と鉄』

を覗いてきた。


岡本太郎現代芸術賞は太郎の死後設置された賞で、
彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞らしい。
美術のジャンル意識を超え、審査員を驚かす「ベラボーな」作品が求められているとのこと。

本展は、加藤智大氏の『太陽と鉄』その第16回目の受賞作品が展示されている。

岡本太郎_鉄 (6)
《「painting prison #4」 2013年》

岡本太郎の作品を鉄格子に閉じ込める挑戦的な作品。
原色の太郎作品に黒光りする鉄格子が怪しく光る感じは何やら鬼気迫るのもが確かにある。

岡本太郎_鉄 (3)


ただ、閉じ込めた作品が若干納得がいかない。

作品の案内を読むと

岡本太郎氏の作品を凶暴な囚人や猛獣に見立て、鉄格子に閉じ込める。
 太郎氏の作品は狭い鉄格子に抗い、より激しさを増し、眩しい色彩を放つだろう。”


と書かれているが、

絵の《原始》はともかく、彫刻の《午後の日》や《動物》はどちらかというと無邪気な子どもや妖精の心を表現した作品に思えるので、これらを抗うものとして閉じ込めるのは違うのでないだろうか。

岡本太郎_鉄 (4)

どうせ閉じ込めるならもっと鬱々とした作品や負のパワーを放つ作品の方がよかったのではと思うのは素人考えだろうか。
そう感じさせることこそが狙い?

前回のChim↑Pomによる企画展『P A V I L I O N 』に続き、
何やらもやもやが残る企画展だった。


岡本太郎_鉄 (8)

他の太郎ファンはどのように感じるのかちょっと知りたい気もする。


11月25日まで。


●おまけ。

親の趣味にはめったに迎合しないが、なぜか岡本太郎とブルーハーツだけには理解のある我が子。
今回初めて記念館に連れて行った。

そんな奴が反応した作品と感想。

岡本太郎_鉄 (7)
「おおこれいいね、いい色だよね」

岡本太郎_鉄 (1)
「なにこれ、痛い。けど座りたい。けど痛い。でもいいねこれ。」


うむ。いいね。


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