狩野さんがいっぱい 「江戸の狩野派-優美への革新」

江戸の狩野派

東京は丸の内の出光美術館で開催中の

江戸の狩野派 ―優美への革新

をのぞいてきた。

日本絵画史上の最大画派の狩野派。
その狩野派の中でも、“江戸狩野”に焦点をあてた展示。

“京狩野”に対しての“江戸狩野”

展覧会は狩野だらけ。




序盤の、江戸狩野の立役者という狩野探幽の絵画作品は
ぼんやりしていて正直好きになれず。
墨の濃淡のみでおぼろ月をあぶりだす手法は見事とは思うのだが、
「瀟洒で洗練された」といわれてもいまいちグッとこない。

反面、探幽の絵画様式の継承者達の中には気になる作品がいくつか。

《花鳥図屏風 伝 狩野元信》

《叭々鳥・猿猴図屏風 狩野尚信》

《鳥写生図巻 第七巻 狩野常信》

《波濤水禽図屏風 狩野常信》


この辺は、静と動が混在していて、ほほぅといった感じ(どんな・・)。


また、壁絵の下絵というか、本番前の縮小版的な作品が展開図のようになっていて面白い。


《江戸城本丸等障壁画絵様(西の丸 中奥 御座の間 下段の間) 狩野養信》


最後に、“京狩野”と“江戸狩野”を並べて比較するコーナーがあり。

うーん。どちらかというと自分は“京狩野”。


《遊鶴図屏風 狩野永納》


全く持ってど素人感覚になるが、“江戸狩野”はピンとこない。

“江戸狩野”の書く鶴の足が力なく「ふにゃ」って見えるのもどうも。

ホームページの写真やパンフでみると魅かれるものがあったのだけど、
実際の方は大きいせいか、それとも色が薄めのせいか。
「優美」さが駄目なのだろうか。


実物の方がいまいちなのは初めて。


この辺は実物をみないと何とも言えないわけで、
狩野派は狩野派でも自分の好みはどの狩野なのか知りたい人は、
試してみるのもいいだろう。

12月5日まで。

ちなみに、出光美術館があるフロアからみた夕景は素敵でしたよ。

出光美術館夕景


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江戸の狩野派

『江戸の狩野派 ―優美への革新』
会期:~2013年12月15日(日)月曜休館
会場:出光美術館
概要:京都から江戸の地に進出した探幽(1602~74)以降の“江戸狩野”
   に焦点をあて、さまざまな個性が活躍した江戸狩野の魅力に迫る。
URL:http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

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