観てきたけどそれっきりの展覧会で気になった作品とりあえずメモ(2014冬~春)

アートナイト2014

だいぶ暖かくなってきた。
外回りがてら散歩がてらにふらりと美術館に立ち寄りやすい季節。

案内見てると行きたくなる。
行くとまた次も見たくなる。
気になる作家が増えてくる。

浮世絵に大和絵、具象画にインスタレーション。

見られるときに見ておこう。

そんな行動の軌跡メモ。





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ミヤケマイ個展-兆し-

ミヤケマイ個展「兆し」』ギャラリー壺中居

《百世修来同舟渡、千世修来共枕眠》

独特の画風。
和のプロジェクションマッピングにはんなりとした気分に。

http://www.kochukyo.co.jp/2014_miyake.html

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第17回文化庁メディア芸術祭

第17回文化庁メディア芸術祭』国立新美術館

《ムーヴィング(トラヴィス)》
《The SKOR Codex(La Societe Anonyme)》
《時折織成 -落下する記録-(和田 永)》
《lapillus bug(河野 通就/星 貴之/筧 康明)》

例年に比べて明るい見通しの良い会場。
床や机上のおかれた展示も多く見やすかった。
それほど手の込んだものがある訳ではないが、よくこれを思いついたよね的作品が多く見られた。

http://j-mediaarts.jp/

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海辺のミュージアムでみる日本画展

海辺のミュージアムでみる日本画展』横須賀美術館

《をぼこ(前田青邨)》
《オアシス(木村華邦)》
《虫魚画巻(小茂田青樹)》

海辺のミュージアムの名の通り、海が見える開放的な美術館
見知らぬ作家が多い。
小茂田青樹の虫はよい。

http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1306.html

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世紀の日本画

日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』東京都美術館

《龍虎図屏風(橋本雅邦)》
《虫魚画巻(小茂田青樹)》
《比叡山(速水御舟)》
《面構(歌川国芳)(片岡球子)》


心惹かれた作品は少ないが日本画の系譜を知ることができる学習的展示。
速水御舟の比叡山は畏怖感半端なし。
小茂田青樹の魚はよい。

http://www.tobikan.jp/exhibition/h25_inten.html

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Kawaii日本美術

Kawaii日本美術 ―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで―』山種美術館

《樹花鳥獣図屏風(伊藤若冲)》
《四季草花鳥獣図巻(野崎真一)》
《百鶴図(長沢芦雪)》
《雀の小藤太絵巻(作者不詳)》
《桐双雀(福田平八郎)》
《墨林筆哥(柴田是真)》
《飛天(安田靫彦)》

来場目的は伊藤若冲の樹花鳥獣図屏風。仙台のブライスコレクションほどのインパクトはなし。
ボンヤリしたタッチより、精密なほうが惹かれる。
柴田是真の墨林筆哥で描かれた蛙はマンガっぽいのに緻密。

http://www.yamatane-museum.jp/exh/2014/kawaii-1.html

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クインテット

クインテット-五つ星の作家たち』損保ジャパン東郷青児美術館

《雲のアルペジオ(川田祐子)》
《不二(FUJI)(川田祐子)》
《WHERE IS THE MOON 月影(川田祐子)》

吸い込まれるような川田祐子さんの作品。
近くで見ると極細筆で細かい線で画面が埋められている。「ハッチング技法」というらしい。
クラウドファンディングよろしく寄付を自ら募り製作費にあてているとのこと。

https://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index_quintet.html

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光るグラフィック展

光るグラフィック展』クリエイションギャラリーG8

《frame/camera obscura(新津保建秀)》
《Stroked Waterfall キム・アセンドルフ》

2度と同じ絵柄はでないという動くグラフィック。
それは単なる映像では?とも突っ込みたくなるが、時間や空間をパラメータに刻々と表情を変えるところが新しいのか。
プログラムされたランダム。

http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201402/g8_exh_201402.html

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ムナーリ

ブルーノ・ムナーリのファンタジア 創造力って何だろう?』ヴァンジ彫刻庭園美術館

「ファンタジアを使えば、望むものはなんでも想像できる。」(ブルーノ・ムナーリ)

著書である『ムナーリのことば』『ファンタジスタ』は思考訓練として参考になる書籍。
一度作品をこの目で見たくてはるばる静岡は三島まで子どもを連れて遠征。
正直、作品自体はそれほど衝撃を受けるほどのものはなかった。ファンタジスタ力が弱いのか・・・。
会場のヴァンジ彫刻庭園美術館自体は開放的かつ独特の立体作品が多く楽しめた。

http://www.vangi-museum.jp/kikaku/131020.html


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CONDENSATION.jpg

CONDENSATION』銀座メゾンエルメス

《サンルイのための楽器(小平篤乃生)》

おしゃれ空間にあるからおしゃれに見えるのか、それとも作品自体がおしゃれなのか。
考えてしまう展示品多数。
無響室におかれたクリスタルな楽器《サンルイのための楽器》は音色もおしゃれ。欲しくなった。置くところないけど。

http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/archives/292/

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富士と桜と春の花

富士と桜と春の花』山種美術館

《霊峰不二(横山大観)》
《心神(横山大観)》
《富士(伊東深水)》
《山中湖富士(奥村土牛)》
《富士山北口女人登山之図(歌川芳幾)》
《原・朝之富士(歌川広重)》
《吉野(石田武)》
《春宵(石田武)》
《夜桜(加山又造)》
《夜桜(千住博)》
《春朝(横山大観)》
《桃花(速水御舟)》

来館目的は《夜桜(加山又造)》、期待通りのいぶし銀ならぬいぶし金。
横山大観は作品によって好き嫌いがぶれる。今回の大観はどれも素敵。
速水御舟の《桃花》はリアルな桃の花。節句に娘に贈った絵とか。何それ素敵。早春に飾りたくなる作品。ポストカード購入。

http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html

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中村一美

中村一美展』国立新美術館

《北奥千丈》
《庵1》
《死を悼みて冠状の磐座に座す者》
《傷つきし鳥の絵画(幻のカワセミ-識桑鳥43)》
《存在の鳥107(キジ)》

筆なのか手なのか絵道具が不明
目の覚めるような鮮やかな色合わせ。特に青色と黄色が見事。
正直、何を伝えたいのか理解はできないが、家に飾りたくなる作品多し。大きすぎて家には入らないけど。

http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/NAKAMURA_Kazumi/

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イメージの力

イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる』国立新美術館

《神像つきの椅子「カワ・トゥギトゥ」》
《仮面「ホホク」(人食い鳥)》
《精霊像付き机「シュイクンポン」》
《神像(ジャガッダートリー女神)》
《狩猟神の像》
《毛糸絵「太鼓の儀礼」》
《箱型祭壇(悪魔の仮面)》
《柱状棺(遺骨の容器)
《葬送用の柱「ビス」》
《樹皮画》
《カヌー用船首飾り》
《アサフォ結社の軍旗》
《棺桶(魚)》
《日本趣味の図柄のパティック》
《手桶》
《「サメ」》
《砂金はかりの分銅》

最初の作品からド肝を抜かれる。《神像つきの椅子「カワ・トゥギトゥ」》
パンフで想像していたより大きく存在感半端なし。実物大の迫力。
次から次へと奇妙な仮面や偶像が所狭しと並べられ。飽きることがない。
会場の仕切り方が絶妙で、作品や衝立の隙間から次の展示が目に飛び込んでくる。
なんだろこのワクワク感。
そんな展覧会

http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/power_of_images/index.html

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のぞいてびっくり江戸絵画

のぞいてびっくり江戸絵画-科学の眼、視覚のふしぎ』サントリー美術館

《名所江戸百景 深川洲崎十万坪(歌川広重)》 
《蚤図(山田訥齋)》
《獣類写生(山本渓山)》
《魚蟲譜(栗本瑞見)》
《みかけハこハゐが とんだいゝ人だ(歌川国芳)》
《人をばかにした人だ(歌川国芳)》
《人かたまって人になる(歌川国芳)》
《名所江戸百景 永代橋 佃しま(歌川広重)》橋の影、深い藍色

江戸時代後期に入ってきた顕微鏡や望遠鏡に魅せらた江戸の絵師たちの作品。
府中市美術館で開催中の『春の江戸絵画祭り 江戸絵画の19世紀展』と若干かぶる学習展示。
技術によっ手に入れた新しい視点から描かれる動物達がリアルなのだけどどこか可笑しい雰囲気を醸し出していた。

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_2/index.html
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魅惑のニッポン木版画

魅惑のニッポン木版画』 横浜美術館

《御意に叶ひ大入りを 鳥尽みやこどり 猿島惣太(歌川豊国(三代))》
《かべのむきたかきいろいろ(歌川国周)》
《復習誓彦山 一味齋娘 おその 坂東彦三郎(歌川(豊原)国周)》
《桃山御殿の場 加藤清正 河原崎権之助(歌川(豊原)国周)》
《一魁随筆 西塔ノ鬼若丸(月岡(一魁齋)芳年)》
《風俗三十二相 けむさう 享和年間 内室之風俗(月岡(大蘇)芳年)》
《両国花火の図(小林清親)》
《もみぢ法 見升屋得賀(熨斗紙)(作者不明)》
《東京十二題 深川上の橋(川瀬巴水)》
《(横浜)柳橋の月(石渡江逸)》
《涼み「新美人十二姿」より(伊藤深水)》
《ダンスウィズⅢ(桐月沙樹)》

横浜美術館が所蔵している幕末から現代までの木版画作品を中心に展示。
幕末作品は思いのほか少なく、ちと残念。
期待していたポール・ジャクレーも今回は気に入った作品はなかった。
最近、伊藤深水作品に目を魅かれることが多い。ハッキリした色調とドキッとするポーズ。
現代版画で唯一興味深かったのは桐月沙樹さんの木目をそのまま背景に使った作品。

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栄西と建仁寺

栄西と建仁寺』東京国立博物館(平成館)

《退耕行勇坐像》
《円爾弁円像(自賛)》
《柳澤元政像(梅仙東逋賛)》
《織田有楽斎坐像》
《蓮鷺図襖(狩野山楽)》
《芦辺桐紋蒔絵飯器および杓子》
《雲龍図(海北友松)》
《三具足》
《毘沙門天立像》
《三教図(伝如拙筆 罕賸・正宗龍統賛)》
《花鳥図襖(海北友松)》
《雪梅雄鶏図(伊藤若冲)》
《熊野観心十界曼荼羅》
《風神雷神図屏風(俵屋宗達)》

国宝、重要文化財満載の鉄板展示。
伊藤若冲、海北友松、俵屋宗達は文句なし。口をあんぐり開けて素直に鑑賞。
5月6日までは《雲龍図(海北友松)》全幅展示だから急ごう。
建仁寺歴代坊さん達の坐像が意外といい。水晶?の目玉がきらりと光りまるで生きているかのような静かな迫力。
黒い蛇みたいな形のライトは作品を邪魔せずかつピンポイントで光をあてて見事。
ちなみに栄西は「えいさい」ではなく「ようさい」と読むらしいよ。

http://yosai2014.jp/
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風神雷神

平成26年 新指定 国宝・重要文化財 他』東京国立博物館(本館)


《紙本金地著色四季花鳥図(狩野宗秀)》
《土偶(長野県中ツ原遺跡出土)》

東博の常設展。
新たに国宝・重要文化財に指定された作品展示。
狩野宗秀の紙本金地著色四季花鳥図は一見雑だがごちゃごちゃさにやがて魅かれる。

風神雷神図屏風(尾形光琳)

隣の部屋では尾形光琳の風神雷神図屏風。『栄西と建仁寺展』の俵屋宗達作と同時期展示の贅沢を愉しむ。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1665
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