「パパひとりでいってきていいよ」にみるセンス・オブ・ワンダーの谷

こどもゲーム

科学館に美術館、動物園に博物館。
幼児のころは誘わなくてもどこでも付いて来た子どもたち。
児童になったあたりから行先やイベントによってえり好みするようになり、
つい最近こう言われた。

「パパひとりでいってきていいよ」

_人人人人人人人人人_
> いってきていいよ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄




昔は感じてた休日一人で出かける罪悪感はどこへやら、
誰に気兼ねすることなく独りででかけるミュージアム。

科博のカフェで独りぼんやりと周りを眺めていた。
いるのは就学前後の児童とその親、大人と言ったら、地味目な大学生カップルか博物館好き前期高齢者がほとんだ。

博物館関係者からよく耳にする。
学校での見学会は別として、小学生高学年辺りからとたんに来場が減り、
中学、高校生はさらに少なくなるということを。

ミュージアムだけが科学や芸術に触れられる場というわけではないが、
多感な青少年期に、知と美が集積したワンダーな場所との距離が離れてしまうのは何とも勿体ない。
この距離が、将来的な理科離れやサイエンス無関心に影響を与えるかもしれない。


少し前までは、子どもたちがミュージアムから離れていくのは親の影響が大きいと思っていた。
子どもが小さいときはその反応が嬉しくて、いろいろ連れて観て回るけど、
子どもは五月蠅くなる一方で、親は立場的に仕事も忙しくなる。
パワー有り余るガキ共と一緒に動くのが苦痛になり、やがて足が遠のいて連れて行かなくなる。
要は、親の方が飽きて連れて行かなくなるから子どももいかなくなるのだと。

だから親がいきたくなるような、子どもを無理なく連れていけるような仕掛けを用意すればいいんじゃないかと、そんな企画を考えたりもした。


でも実際はそうでも無かった。

子ども自身が意思をもって離れていくのだ。
子どもも大きくれば、親より友達と遊ぶ方が楽しい。
ゲームもしたいし、宿題や習い事も大変だ。
子どもは子どもなりに忙しいのだ。

大人が忙しさのなか「合理的無知」を決め込むように、
子どもも限りある時間の中でできることを取捨選択している。

連れ出す意思が親にあろうとあるまいと、
子どもは別のことを選ぶのだ。



大人とはつるまない。
かといって子どもだけではいくこともない(時間的、金銭的、地理的に)
そんな子ども達が、気軽にセンスオブワンダーな驚きに触れられる場はないものか。

世界一ちいさな科学館「理科ハウス」のような放課後の公園か部室的な”場”がどこにでもあるわけではないし・・・。


やはり多少無理やりにでも親が連れていく方がいいのか。

なかなか難しい問題だ。


そうはいっても、悩んでいるうちにどんどん大きくなってしまうから、
親の興味があるうちは、子どもに多少嫌がられようとも連れていこうとは思う。
サイエンスプレゼンテーションの見せ所だ。

子どもイベントが多くなる夏休み。
何がいいたかったかというと、


最近パパ寂しい。


『育児世代の美術館・博物館の利用実態 (的場康子)』

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.08 2014 サイエンスコミュニケーション comment2 trackback0

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藤田
悲しい。なんて悲しい記事だ。
2014.08.12 10:52
k_2106
> 悲しい。なんて悲しい記事だ。

大人の階段が登れません。私が。
2014.08.12 21:59

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