凝縮された琳派の系譜 「琳派400年記念 岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~」

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東京は日本橋の三越本店で開催中の

 「琳派400年記念 岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~

を観てきた。

400年かけて継承されてきた美の一大系譜たる琳派の全貌が老舗百貨店の催事場にギュギュッと凝縮されていた。



琳派発祥400年を記念して箱根にある岡田美術館が所蔵する名品を展示する展覧会。
時系列で5つのパートに分かれた展示構成になっていて、パート毎に特色のある作品が展示されている。

1.琳派以前
2.琳派の誕生
3.琳派の興隆
4.江戸琳派
5.近代琳派

いままで、
琳派って華やかでいいなぁ。
俵谷宗達、酒井抱一、尾形光琳と有名どころはいろいろいるけど、なかでも鈴木其一の作品に一番惹かれるな。
加山又造最高!
程度の知識で琳派をとらえていたが、

今回の展覧会を通じて改めて、琳派の系譜を知ることとなる。

京琳派から江戸琳派になるにつれ、気になる作品が多くなってくる。
会場のキャプションに書かれていた以下の文をみて、自分は、”江戸琳派”派なんだと気づいた。

『 粋という字を
 (すい=はんなりの美)と読み解くか、あるいは、
 (いき=意気の心)と読み解くかで、
 ”京琳派”か”江戸琳派”という美の捉え方の違いがあらわれるかもしれません 』


《名月に秋草図(鈴木其一)》はもちろんのこと、鈴木其一の実子である鈴木守一の凛としたデザインの《富士図屏風(鈴木守一)》も格別。シンプルなのに煌びやか。

そして極めつけは加山又造作品

初月屏風
《初月屏風(加山又造)》

圧倒的な存在感。
東京国立近代美術館所蔵の《春秋波濤》に優るとも劣らないインパクトでしばし見惚れる。

催事場であるがゆえに会場は狭く、作品数は少ないものの、それだけに作品は選びに選び抜かれている印象。

美術館の特別展以上の満足度を味わえた。


他に気になった作品。

《扇面散図屏風(伊年印)》
《夕顔・楓図(尾形乾山)》
《雪松群禽図屏風(尾形光琳)》
《菊図屏風(尾形光琳)》
《八橋流水蒔絵螺鈿乱箱(永田友治)》
《檜に啄木鳥・紅梅に鴛鴦図(酒井抱一)》
《白梅図(酒井抱一)》
《色絵卯花杜鵑図香合(尾形乾山)》


2月2日(月)まで。

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「琳派400年記念―箱根“琳派”の誕生-岡田美術館所蔵 琳派名品展~知られざる名作初公開~」

琳派400年記念―箱根“琳派”の誕生-岡田美術館所蔵 琳派名品展~知られざる名作初公開~
会期:2015年1月21日(水)~2月2日(月) 10:00~18:30(19:00閉場)
会場:日本橋三越本店 新館7階ギャラリー (東京・日本橋)
概要:岡田美術館所蔵の琳派爾来四〇〇年、光琳・抱一など天才作家の出現で、創造的に継承されてきた美の一大系譜たる全貌を、岡田美術館の名品で一同に紹介
URL:http://www.rimpa400.jp/?p=522

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