蔵出し江戸絵画 「動物絵画の250年」

動物絵画の250年

東京は府中市美術館で開催中の

 「動物絵画の250年

を観てきた。

江戸時代に描かれたさまざまな動物絵画を集めた珍しい企画展。



今回、目当ての絵は歌川国芳の二つの作品。

大漁鯨のにぎわひ
《大漁鯨のにぎわひ》

鬼若丸と大緋鯉
《鬼若丸と大緋鯉》

そして、もう一点が葛飾北斎の肉筆画だ。
昇り竜(葛飾北斎)
《昇り竜》

白黒なのに多彩。
昇り竜だが、華麗に上昇するというよりも、ねっとりと絡みつくように上っていく感じがおどろおどろしい。
北斎の肉筆画の最も好きな作品のひとつである《端午の節句》にも通じる迫力に惹きこまれ、行ったり来たりと3度観程してしまった。

安定した国芳の迫力と妖異な北斎作品。
この3点が見られただけでもう満足なのだが、他もなかなか見ごたえがあった。

個人蔵やギャラリー所蔵の作品が多くみられる本展示会。
そのせいか、初めて知る作家や、珍しい絵画があちこちに。

象図屏風
《象図屏風(関蓑洲)》

さすがは250年分、動物を題材にした絵画といっても多種多様。
自分の好みの再確認の機会にもなる。
やはり、ほんわかしたかわいい系の犬猫より、迫力ある獣や想像上の生き物、精巧に描きこまれた虫系がいい。

《群鶴図(彭城百川)》
《かゑるづくし( 歌川国芳)》
《枇杷に蜻蛉図(岸駒)》
《竜門登鯉図(尾形洞眠)》 
《日の出と双兎(葛飾北斎)》 
《月に泥亀図(大原呑舟)》
《芭蕉と虫図(円山応挙)》

ちなみに、本展は前後期で全作品が入れ替わる。
現在は既に後期期間中。
後期に気になる作品は、七浦大漁繁盛之図(歌川国芳)、群鶴図(円山応挙) 鶏図(伊藤若冲)。
多分、この他にもまだ見ぬ絵師達の魅力的な作品が多数あるだろう。
チケットには2度目の観覧料が半額になる割引券が付いているし、時間を見つけて後期も観に行きたい。

動物絵画の250年パンフ

5月6日(水)まで。

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動物絵画の250年

動物絵画の250年
会期:2015年03月07日(土)~2015年05月06日(水) 10:00~17:00 月曜休館
  :前期 3月7日(土)~4月5日(日)後期 4月7日(火)~5月6日(水)
会場:府中市美術館(東京・府中)
概要:2007年に開催した「動物絵画の100年 1751-1850」の続編
  :展示予定表(pdf)http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/dobutu250.files/dobutsu250list.pdf
  :前期 大漁鯨のにぎわひ、鬼若丸と大緋鯉(歌川国芳)、昇り竜(葛飾北斎)、鶏図(伊藤若冲)
  :後期 七浦大漁繁盛之図(歌川国芳)、群鶴図(円山応挙) 鶏図(伊藤若冲)
URL:http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/dobutu250.html

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