美術館のキュレーションで気づく自分の好みの共通点「所蔵作品展 MOMAT コレクション」

MOMATコレクション (8)

東京は竹橋の国立近代美術館
毎月第一日曜は無料らしいと知り、GWに所蔵作品展、

 「MOMAT コレクション

を観てきた。

そこで、ハッとする体験をする。


1940年代-1960年代 昭和のはじめから中ごろまでの作品が展示される3F。

MOMATコレクション (2)
《黒地に白(吉原治良)》

その中でも、岡本太郎や吉原治良の作品が飾られることの多い第8室がお気に入り。

MOMATコレクション (3)
《反世界(岡本太郎)》

今回は、アンフォルメルな作品がいくつか並べられていた。

MOMATコレクション (1)
《作品(今井俊満)》

ブリヂストン美術館でみて好きになったザオ・ウーキー風の堂元尚郎の作品がまた素敵。

 >アンフォルメル 「ブリヂストン美術館コレクション展示-印象派から抽象絵画まで-」

作品60-2
《作品60-2(堂本尚郎)》

そんな中で、他とは少し毛色の違う、西洋画っぽいけど日本画っぽくもある作品が目に付いた。
パット見では作者が想像つかない。
近寄ってプレートをみたら。

MOMATコレクション (4)
《月と犀(加山又造)》

何とあの、加山又造
自分の中のお気に入り日本画家の一人だ。

 >畏れる空気感 「加山又造と近代絵画の巨匠たち」

加山又造と言えば、琳派のいぶし銀使い。
大胆な構図にうねうねした波模様が特徴。

こうしたシュルレアリズム的な作品も書いているとは驚きだ。
なぜ、アンフォルメルな抽象絵画が並ぶこの部屋に加山又造

あらためて展示ブースの説明を読むと、部屋のテーマは「8. 芸術は、爆発だ!」とある。
岡本太郎のこの有名なフレーズ。
当たり前なものと思われているルールを疑問視し、見る人の価値観を揺るがすことを目指す姿勢。
そうした姿勢をもった作家の作品を集めたようだ。

絵画空間の刷新を目指すアンフォルメル運動に身を投じた堂本尚郎今井俊満

件の加山又造も、「日本画とは何か」という根本的な問いに直面し、ピカソやルソーの絵画を吸収し、西洋美術の造形手法を取り入れ、新しい日本画を創りだそうと試みてきたようだ。

加山又造と岡本太郎
ザオ・ウーキーにミヤケマイさん。
歌川国芳しかり、伊藤若冲しかり。

一見、脈絡ない画家の好みだが、

根っこの部分で、様々な境界を乗り越えようとするパワーあふれる作品・作家に惹かれているのかもしれない。

美術館のキュレーションで気付かされた。

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