クリエイター目線のテクニカルコミュニケーション「動きのカガク展」

動きのカガク展 (1)

六本木は21_21 DESIGN SIGHTで開催中の企画展

 「動きのカガク展

に子どもを連れて行った。

紹介ページには『身近な材料と道具でつくられたシンプルな仕組みから最先端のプログラミング技術まで、様々な力によって「動く」作品が、その機構の解説とともに紹介されています』と謳われている。

企業CMや大河ドラマのオープニング映像などで国内外から注目を集める菱川勢一氏を展覧会のディレクターに迎え、著名なクリエイター達が参加した展覧会はスマートな作品が並べられていた。



動きのカガク展 (2)

初台のICCやメディア芸術祭に並ぶような洗練されたデザインの展示だ。
ICCは情報をビットのままアートに変換している作品が多いが、本展示は情報を動きに(あるいは動きをいったん情報にしてまた動きに)変換した上でアートにしている作品を集めたところが特徴的。

動きのカガク展 (3)


科学館にある物理法則を説明する動態展示をおしゃれに色つけした感じだ。

展覧会や展示されている作品にこめられているメッセージはこちらに詳しく書かれている。

ドミニク・チェンによる「動きのカガク展」ガイド

動きのカガク展 (4)

作品は体験モノが多く、確かに楽しい。

動きのカガク展 (5)

ただ、『「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験することで、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える』には、デザイン色が強いのではと個人的には感じた。

動きのカガク展 (6)

大人の「子ども心」をくすぐる作品。
であり、
子どもが喜ぶであろうと大人が考えた展示

動きのカガク展 (7)

この展示で遊んだ子どもたちは
美術館って楽しい、アートって素敵、とは思うかもしれないが、
ものづくりって楽しい、カガクって素敵とまではいかないだろうなと。

動きのカガク展 (9)

もちろん本展は子どものみをターゲットにしてものではないだろう。
ただ、夏休み期間の開催、「学校の図工室」という裏テーマが付されていることから鑑みるに、子どもを強く意識した構成にしていることは確かだ。

動きのカガク展 (10)

わかりやすいから子どもも喜ぶだろうとか、
シンプルだからお年寄りも使いやすいに違いないとか、
作り手からみた思い込みは、往々にして裏切られることは多い。

またクールで美しいから目を引く=内容に興味を持つとならないことも難しいところだ。

専門家からみた”わかりやすさ”と、一般人が受け取る”わかりやすさ”の溝。
キャッチ―とわかりやすさのバランス。

動きのカガク展 (8)

クリエーターの想いが書かれた説明ボードに見向きもせず、ポイントラリーをするように作品から作品に次々と走り抜けていく子どもたちを見て、技術が伝わるようにするのって難しいよねと改めて思った展覧会だった。

科学館みたいにインタープリターがいればまた違うのだろうけど。
親のお前がやれって?はいそうですね。

本展は中学生まで入場無料だから、気になる人は子どもといって彼らの反応をみてみると面白いかもしれない。

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動きのカガク展

企画展「動きのカガク展
会期:2015年6月19日(金)- 9月27日(日)10:00 - 19:00 火曜休館
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京・六本木)
概要:「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験することで、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える展覧会
URL:http://www.2121designsight.jp/program/motion_science/


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.23 2015 テクニカルコミュニケーション comment0 trackback0

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