「箱根で琳派 大公開~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~」@高級ホテル風美術館

岡田美術館 (2)

箱根の岡田美術館にて開催中の

 「箱根で琳派 大公開~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~

を観てきた。

実は本企画展に出品されている作品は、今年の初めに日本橋三越にて開催された展覧会とかなり被っている。

凝縮された琳派の系譜 「琳派400年記念 岡田美術館所蔵琳派名品展 ~知られざる名作初公開~

しかも本展は前後期2部制になっており、第1部は俵屋宗達、尾形光琳、乾山など、京琳派の作品が中心。
琳派の中でも江戸琳派の方が好みの自分としては、12月後半から開催される第2部が魅力的であった。

さらに、入館料が高い。なんと2,800円。ツーリスト価格かよ。

そんなこんなで今回は来館するつもりはなかったのだけど、岡田美術館と道を挟んで隣接する温泉リゾート箱根小涌園 ユネッサンに来てみたら、急に覗いてみたい気分が沸き上がってきて、家族を温泉に置いて独り美術館に向かうこととした。

岡田美術館 (1)

結果としては来館して正解。

美術館展示ならではの体験ができた。

特に企画展示エリア外の2階展示室に飾られた《菊図屏風(尾形光琳》が素晴らしい。

贅沢で広大なスペース、ブラックで統一された薄暗い館内。
その先に浮き上がるように燦然と輝く菊図屏風。

百貨店の狭い催事スペースでは得ることのできない視界。

これを見られただけで(高い)入場料を払う甲斐があったと思う。
しかも閉館間際と言うことも手伝って、展示フロアはほぼ独り占め。
至福の時間を過ごす事ができた。

他にも、常設展示エリアに見ごたえのある作品多く、加山又造や《孔雀図(岡本秋暉)》など、その場から動きたくなくなるほど。
左右両面を金屏風に囲まれる金屏風の間は息を飲む煌びやかさだ。

今回はついでと言うこともあり、あまり時間が取れなかったので第2部を観にもう一度訪れたい。
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箱根で琳派 大公開

箱根で琳派 大公開~岡田美術館のRIMPAすべて見せます~ 第一部
会期:第1部2015年9月5日(土)~2015年12月15日(火)
   :第2部2015年12月19日(土)~2016年4月3日(日)
会場:岡田美術館(神奈川・箱根)
概要:岡田美術館の琳派の全貌を展示
URL:http://www.okada-museum.com/exhibition/
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ちなみにこの岡田美術館。
作品も展示エリアも綺麗で文句はないのだが、来館中えもいわれぬ違和感があった。
高級ホテル風の佇まい、高級ブランド風のディスプレー、どこぞのゲーセンかテーマパークのアトラクションような向こうが見えない重厚な自動ドア。入り口で通される盗撮防止のための空港にあるような金属探知ゲート。
そして学芸員っぽくない何と言うか高級ホテル風な格好をした従業員の方々。

気になって、調べてみたら美術館を創設者は「岡田和生」氏。
パチンコ・スロット機器製造を手がけるユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)の会長さんらしい。

「パチンコ王・岡田」の美術館を覗きにいった箱根と美術界をも揺るがす巨大施設の全貌
 
財力のある蒐集家によって創設された美術館はいろいろあれど、旧財閥系のそれとは一味違う、全体的に醸し出される高級ホテル”風”な感じに合点がいった。

金屏風が似合う美術館。

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.30 2015 展示 comment0 trackback0

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