「ニキ・ド・サンファル展」で岡本太郎を感じる #ニキ展2015

ニキ・ド・サンファル展

東京は六本木の国立新美術館で開催中の

ニキ・ド・サンファル展

に行ってきた。

鮮やかな色彩、奇妙な造形、不思議なエネルギー。
岡本太郎を連想させる作品群。



本展はニキ・ド・サンファルの初期から晩年までの多様な創作の軌跡をたどる国内史上最大規模の大回顧展。
ニキが生涯を通じて作品とどう向き合って来たのか時系列で分かるようになっていた。

箱根にあるこの巨大で不格好な女性像の作家さん程度のことしか知らなかった自分にとって、ニキ入門としても最適な展覧会だった。

彫刻の森ニキドサンファル


精神のバランスを崩して療養のために始めた絵画制作。
少女時代に受けた傷、女性として母としての苦悩欲望、理解者である恋人やYoko増田静江氏と交流、作者の内包した気持ちがその時々の作品に表出してくる。

作風は年代毎に様々な形を見せる。
ポロック風の抽象絵画、モンドリアン風文様、石工で作られた壁画彫刻に銃を放つことで完成する「射撃絵画」は蔡國強の火薬絵画を思わせる。

こうした、時代に合わせて変わっていく作風と、強烈な色遣いは、岡本太郎に重なる。
一つの彫刻に二つの想いを載せる対極主義な作品、呪術的テーマへの傾倒、パブリックアートの取り組み、などなど共通点は多い。


ニキドサンファル
《ブッダ》

ピカソと岡本太郎のように、ニキと岡本太郎に接点があったような話は耳にしたことはないが、互いに作品を見たらどんな印象をうけただろうか?

そんなことを思いながら結構な時間をかけて周った。

特に気に入った作品は以下。
※画像リンク先はInternetMuseum

1 アンファン・テリプル 反抗するアーティスト

《自画像》 いきなりガツンとくるポロック風のドローイングをバックにした自画像。
《風景の中のピンクのヌード》
無題(ジャクソン・ポロック風の抽象絵画)
長い射撃-2回目の射撃セッション
ポジティヴ・ネガティヴ・ドラゴン》 セラミック、ポリエステル

2 女たちという問題
《ビッグヘッド》 花の模様がモンドリアン的、喜怒の対極主義

3 あるカップル
《恋する鳥》 
《愛万歳》 一転して幸福感あふれる作品

4 ニキとヨーコ-日本との出会い
《ナナの花瓶》
《鍵》《銀の目と蛇のブローチ》《赤い頭の蛇のブローチ》
《絵手紙》 手紙の挿絵がマインドマップのよう。
《土偶の印象》 ヨーコがニキに送った印象。【弐樹土燦風有】と刻印。

5 精神世界へ
《トエリス-カバのランプ(黒)》
絵手紙
《ブッダ》
《ガネーシャ》

6 タロットガーデン
大きな蛇の樹

ニキが自費で創った神話の公園、タロットガーデンは岡本太郎記念館の前庭風。
本物を是非見てみたい。

12月7日(月)まで。


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ニキ・ド・サンファル

ニキ・ド・サンファル
会期:2015年09月18日(金)~2015年12月14日(月)
会場:国立新美術館(東京・六本木)
URL:http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/niki2015/index.html

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2015/12/05 23:30 | 展示COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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