故松井氏が愛した珠玉の浮世絵 「歌麿・英泉・北斎 礫川浮世絵美術館名品展」

歌麿・英泉・北斎

東京は原宿の太田記念美術館で先月開催されていた

 「歌麿・英泉・北斎 礫川浮世絵美術館名品

に行ってきた。

ただ一点の作品を目当てに。



見たかったのはこちら。



国芳の作品を観にいろいろな展覧会に行っているが、この龍は観たことが無い。書籍等でも見かけない作品だった。
羽の生えた龍が海を波で荒立てるほどの勢いで降りてくる迫力ある作品。

本展は、文京区小石川にある「礫川浮世絵美術館」が所蔵する作品の展覧会。
礫川浮世絵美術館浮世絵研究家の故・松井英男氏が創設した私設美術館であるが、2013年末に松井氏が急逝、晴子夫人も亡くなり、美術館は現在閉館中だ。
2400点ともいわれる松井コレクションに収められた作品。それらをまとめて見られる機会はいまのところ本展覧会が最後とのこと。
貴重な機会、珍しい作品を観ることができた。

他にも初見の作品が多かった。

以下、気になった作品メモ。

《岡本屋内 長太夫(溪斎英泉)》
《名所江戸百景 大はしあたけの夕立(歌川広重)》
《百人一種の内 大江千里(歌川国芳)》 月ノ輪
《きおひさくら 宇治の橋姫 渡辺のつな(奥村政信)》
《当世六玉川 萩の玉川(二代目歌川豊国)》 あまり見かけない黄色が映える作品
《諸工職業競 錦絵製造工程図(細木年一)》
《二世坂東三津五郎の莨屋次郎作(歌川国政)》 漫画チック
《新吉原仁和嘉 初音の旅続狂言 黒木売 やな とりさし よね(溪斎英泉)》
《浮世風俗美女競 酒韻美如蘭 茶神清如竹(溪斎英泉)》
《四季の内春 花見帰り隅田の渡し(溪斎英泉)》 ◎
《馬盡 馬除(葛飾北斎)》
《通俗水滸伝豪傑百八人之一人 花和尚魯智深(歌川国芳)》
《『夢多満佳話』(溪斎英泉)》 鮮やか、版元・摺物
《三十一年続慈悲成吉例朝比奈(歌川広重)》
《高須遊君地獄太夫染衣 五代目坂東彦三郎薪水(歌川芳虎)》

私設美術館であるがゆえの後継者不在による閉館。名品の行く末が心配される。
公立のミュージアムも予算次第でどうなるかわからないところがあるけど・・・。

後で見よう、いつか見ようと思っているとその機会を失う恐れがある。
見たいものは見られるときに見ておこう。時間が許す限り、いや時間を作ってでもだな。

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