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コトバが引き出すアートの魅力「ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想」

ファンタスティック

府中市美術館で開催中の

 「ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想

を見てきた。

『ファンタスティック!』 というコトバの魔法をかけられた江戸絵画の展覧会。



掛軸、屏風、版画など前後期合わせておよそ160点の江戸絵画。
身の回りにある別世界、見ることができないもの、ファンタスティックな造形のポイントといった、いくつかのテーマに沿って作品が並ぶ。

『ファンタステック』のひと言で、奇怪な絵はもちろんのこと一見すると平凡な山水画まで、どの絵もファンタスティックに見えてくる。
あまり趣味ではなく素通りしてしまいそうな絵に関しても学芸員のファンタスティックポイントが書かれたキャプションにより興味がわいてくるから不思議だ。

これはもう企画の勝利であり、絵画鑑賞法の学芸員からのある意味プレゼンとも受け取れる。

府中市美術館と板橋区立美術館は作品の魅力を引き出す魔法使い的学芸員がいるに違いない。

へたうまと奇想のはざまで 「江戸絵画の19世紀」府中市美術館
自由すぎるキャプションに学芸員の遊び心を感じる「狩野派以外も大賑わい」展(板橋区立美術館

こうしたあるコトバをキーにモノをみる姿勢はアート鑑賞に限らず、どんなコトに対しても使えそう。

「ファンタスティック」と思えば日常の中から楽しみを見いだせそうだし、「これはロックだ」と捉えれば辛い状況でもテンションがあがる。「あの人パンクじゃね」と受け入れれば色々なことが許せそうな感じがするし、「うーんブルースだ」とつぶやけば辛い場面も当面乗り切れそうだ。

コトバが事象を棚上げして、一歩引いたところから物事を見通すコトができそうだ。

そんなことを感じさせてくれるファンタスティックな展覧会だった。

以下、中でも特にファンタスティックだった作品。

●《鳳凰図(伊達吉村)》 若冲の鶏図のような構図の鳳凰図。今年のベスト作品候補。

原在中 飛竜図
《飛竜図(原在中)》 昇り鯉が滝を登って龍になるトランスフォーマな瞬間?

《雪中月図(円山応挙)》 シンプルなのに惹かれる。
《富士山図(原在中)》
《波に燕図(伊達綱宗)》 燕が♪のようにリズミカル。
《魁星図(菊田伊洲)》鬼が斗(升)を蹴る不思議な絵がら。学問や文運を成就を祈る絵。
《星図(森一鳳)》 シンプルなのに惹かれる。
《行司を務める金太郎(鳥居清長)》鬼より大きい金太郎
《五百羅漢図(加藤信清)》 お経で書かれた五百羅漢。これが50幅もあるというのに驚き。
《国芳もやう 正札附現金男 唐犬権兵衛(歌川国芳)》
《骸骨図(堀田正民)》
《百人一首之内 大納言経信(歌川国芳)》
《豊国揮毫奇術競 将軍太郎良門(歌川国貞)》
《豊国揮毫奇術競 勇婦綱手(歌川国貞)》
《月中之竜図(巨野泉祐)》
《楊梅図屛風()》宗達作かも

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fantastic.jpg

ファンタスティック
会期:2016年3月12日(土)~5月8日(日)10:00~17:00 月休館
   :前期 3月12日(土)~4月10日(日) 《飛竜図(原在中)》
   :後期 4月12日(火)~5月8日(日)
    ※前後期全入替
会場:府中市美術館(東京・府中)
URL:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/fantastic.html

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2016/03/21 23:30 | 展示COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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