スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/-- --:-- | スポンサー広告  TOP

書物を紐解き魅せる展示 「解体新書展」

解体新書展 (17)

東京は駒込にある東洋文庫ミュージアムで開催中の

 「解体新書展

を覗いてきた。

だれもが教科書で目にしたことのあるあの書物の実物が展示してあった。




東洋文庫ミュージアムは、広く一般の方々に東洋学について興味を持ってもらうことを目的として開設されたミュージアム。東洋文庫は東洋全域の歴史と文化に関する様々な文献資料の収集・研究を行っている研究図書館。
 
 >東洋文庫について

東洋の書物だけではなく、東洋に関する文献資料。つまり東洋について書かれた洋書も多く収集している。

そのコレクションのうち東洋文庫の創設者、岩崎久彌が現在の価値にして約70億円を使って一括購入したというオーストラリア人ジャーナリストのG.E.モリソンが収集した約2万4千冊の書籍が天井までぎっしり並べられたモリソン書庫は必見だ。

東洋文庫ミュージアム (2)

本好きには堪らない眺め。

東洋文庫ミュージアム (4)

本棚の前には立派な椅子がおいてあり、しばし自分の書斎的気分を味わうことができるのでお勧め。


そして企画展では「古代から近代にいたる日本の「医」の確かな歩み、約1500年を振り返る。」と銘打ち、他に類をみない東洋文庫の誇る医学書コレクションが公開されていた。

DSC_0173.jpg

会場は大きくふた部屋に分かれていて、最初のエリアは日本の初期の医学書が展示されていた。


杉田玄白が翻訳したあの有名な『解体新書』

解体新書展 (37)
《解体新書(杉田玄白他訳)初版》


日本初の解剖書

解体新書展 (25)
《蔵志(山脇東洋)》


『解体新書』の誤訳を改めた再翻訳版なるものがあるとは。

解体新書展 (26)
《重訂 解体新書(大槻玄沢)》


そして一番大事に大事にケースに納められていたのは、『解体新書』のあのページと『解体新書』の原典にあたる『ターヘル・アナトミア』と呼ばれるドイツ語の解剖図表。ちなみに日本に持ち込まれて杉田玄白ら蘭方医によって翻訳されたのは同書のオランダ語版らしい。

解体新書展 (30)
《ターミナル・アナトミア(J.A.クルムス著 アムステルダム刊)》《解体新書(杉田玄白等訳 小田野直武画)初版》


教科書で見たことのある書物の現物をこの目で見られるというだけで何となく得した気分になるから不思議。


二つ目の部屋は、実際の解剖に基づかない想像上や伝聞による描写や、仏教・道教などの信仰がが絵に反映されたもが紹介されていて、医学書というよりは民俗学的な資料展示となっていた。

解体新書展 (19)

こんな虫が身体の中に居たら嫌だよね。
解体新書展 (33)

解体新書展 (38)
《内景図》


疫病除けに浮世絵。一万人以上の死者を出したといわれる麻疹の大流行に合わせて出版された「はしか絵」。
東洋文庫にこうした浮世絵を集めてアルバム上にした画帖を全3冊所蔵しているとのこと。

解体新書展 (1)
《麻疹疫病除(歌川芳艶)》


まさに書物を『展』(ひろげて)『示』(しめす)展示

ちょうど今の時期は近くにある「六義園」の桜も見ごろだろうから花見ついでにのぞいてみてはいかがだろうか。


---------------------------------------------------
kaitaishinsho.jpg

「解体新書展」
会期:2016年1月9日~4月10日
会場:東洋文庫ミュージアム(東京・駒込)
URL:http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/kaitaishinsho-detail.pdf
---------------------------------------------------

関連記事

2016/03/30 00:30 | 展示COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。