橘天敬(tachibana tenkei)とは。

橘天敬

橘天敬」という画家を知った。
既にこの世にはいない、昭和期の画家である。



所用で訪れた大手町、ふと立ち寄った丸の内オアゾのショーウィンドウに飾られていた一枚の絵が目に留まった。

橘天敬 (2)

朱色と群青色に彩られた獅子の六曲一双屏風。
上階のギャラリーで開催中の展示会に出展されているとのことで覗いてみた。

会場には同一の作家と思われる作品が多数出展されていた。
作品を高精細撮影したレプリカグッズが中心。

橘天敬 (5)

題材は、富士山、桜、獅子に風神雷神。
わかり易いぐらいの日本。嫌いじゃない。
風景画は加山又造のようでもあり、霊獣たちは狩野派っぽくもある。

獅子は他にも何パターンかあり、なかなかに素晴らしい。
特に、大英博物館に収蔵されているらしい青い獅子の部分絵は目を見張るものがあった。

いずれも大胆な構図、贅沢に施された金箔、そこにさらに、精緻な筆が入り、画に厚みのある独特の迫力を醸し出している。

作家の名は「橘天敬」。

会場にいた女性の方から説明をうける。とても熱い解説だった。
どうやら実の娘さんのようだ。

娘さんによると、海外では評価が高いが日本ではさっぱり。
何とか「橘天敬」の名を広めるために、こうした場で発表したり、グッズを作ってみたりしているが芳しくない。
作品を維持していくコストも大変で苦労されているとのことだ。

確かにいままで見かけたことはないし、Google先生に聞いても日本語の情報はほとんどない。
10年前に更新が止まっている公式HPが唯一の情報源だ。

 >橘天敬の藝術

日本で名前が売れないのは、ビジネス的な問題か、画壇、業界の影響なのか、作品そのものの評価なのか、そこのところはよくわからない。
出展もあいまいなWikipedia情報によると、まぁ普通の人ではなかったようだ。

しかしながら、作品(ほぼレプリカグッズだけど) はどれも素敵だったし、純粋に「欲しい」と思った。

できることなら巨大な屏風絵の実物をこの目でみてみたい。

名前を忘れないように、いくつかポストカードを購入。

本展覧会は8月30日(火)まで。
東京駅から歩いて1分の場所なので日本画好きは一度見ておいてもいいのでは。

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ボーダレス展2016

「21世紀アート ボーダレス展2016」
会期:2016年8月24日(水)~30日(火)9:00~21:00(最終日~16:00)
会場:丸の内オアゾ丸善・丸の内本店 4階ギャラリー 
URL:http://www.marunouchi.com/oazo/feature/event/maruzen/
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.27 2016 展示 comment0 trackback0

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