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インチキに惑わされないように読んでおくと良い本

水素水

定期的に流れてくる「EM菌」の話、少し前に話題になった「江戸しぐさ」、いまや大手メーカーまで手をだした「水素水」などなど、うさん臭いと避けてはいたけど実際何が問題なのか正直なところよくわかっていなかった。
自分だけなら触れなければいいが、無駄に知恵をつけてきた子どもたちにはきちんと説明しておく必要がある。

ちょうど疑似科学について書かれた本が最近発刊されていたのでいくつか読んでみた。

紹介を兼ねて所感を簡単に。





各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』 

いわゆる疑似科学という言い方をせず、こどもに関して疑問に思っているだろうことを集め、それぞれの専門家がわかり易く回答している。
育児、医学、食、そして教育にまつわる「2分の1成人式」「江戸しぐさ」「親学」などにも言及。
なんとなくよさそうに思えること、学校で当然のように行われる行事、ママ友達のうわさなど世間一般に流布している内容に対しての客観的事実、不確実性、および対処法が、いずれの項目も数ページ程度で書かれているのでサクッと読める。
もう少し突っ込んで知りたければ参考文献も載せてあるのでそちらに目を通すのもよいだろう。

特に子育て期は玉石混合な情報がたくさん降ってくるもの。
「母乳じゃないとだめ?」「ワクチンは打った方がよいの?」「食品添加物は悪?」
本書を読んでおくことでこうした不安からかなり解消されると思う。




なぜ疑似科学が社会を動かすのか (PHP新書)

水素水や血液性格診断、コラーゲンにサプリメント。
ひとつひとつについて正しい知識を得られたとても、科学の装いをした疑似科学は次から次へと現れる。
そのたびに信頼のおける情報源を見つけ、正確な情報を手に入れてくるのは手間と時間がかかってしまう。
もう少し汎用的な知識が必要だ。

本書は疑似科学とはどういうものか、それらはどう社会に浸透していくのか、なぜ人はだまされてしまうのか、だまされないためにどうしたよいか、代表的な疑似科学の個別事例を取り上げながら、疑似科学のメカニズムについて解説し、対処法について説明している。

疑似科学を見抜くための四つの領域(1.社会の仕組み、2.人間の認知(ものの見方と考え方)、3.物質と生物、4.数と論理)についての知識を学び、インチキへの耐性を身につけよう。



ニセ科学を見抜くセンス

元理科教員で、長い間、疑似科学に警鐘を上げてきたあの『水はなんにも知らないよ 』の著者でもある、左巻氏の書き下ろし。
今回も「水」にまつわる疑似科学を中心に最新の知見を交えての解説。
特に、EM菌やマイナスイオンについて詳細に書かれている。
全般的に“私怨”かと思うくらい個人を攻撃するような表現が散見されるため苦手な人は苦手かもしれない。とはいえ背景情報も含めて知っておきたい人には読み応えがあるものになっている。
題名にある「ニセ科学を見抜くセンス」を手っ取り早く身に着けたいのであれば、第10章の「ニセ科学にだまされないために」を先に目を通すか、前述の『なぜ疑似科学が社会を動かすのか』を読む方がいいと思う。


科学っぽい装いをした科学に惑わされないために。
大切な人がインチキにひっかからないために。
知恵をつけるしかない。


ついでに、ちょっと古めの関連本。
伝える側の人が読んでおくといいと思う本2冊。



もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)




科学はなぜ誤解されるのか: わかりにくさの理由を探る (平凡社新書)

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2016/10/10 22:30 | サイエンスコミュニケーションCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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