「生誕90年 加山又造展~生命の煌き」 #加山又造展


龍頭(加山又造)2

東京は日本橋の高島屋で開催していた

生誕90年 加山又造展~生命の煌き

に行ってきた。

個人蔵の作品がほとんどを占める、貴重な展覧会。


加山又造といえば、国立近代美術館で観た《春秋波濤》に一目ぼれしてから、彼の作品が一点でも出展されていたらその展覧会に足を運ぶくらいは好きな作家。

本展は一点どころか、全てが加山又造の作品だ。(あたりまえだけど)
加山又造

全70作品を大きく5章に分け、初期から晩年までの加山氏の作風の変遷を辿ることができる。

Ⅰ.動物-西欧の対峙
Ⅱ.伝統の発見
Ⅲ.生命賛歌
Ⅳ.伝統への回帰
Ⅴ.工芸

最初に海を描いた挑戦作。
あの氏特有の琳派風うねうねした波模様の始まりを予感させる

夏の濤・冬の濤(夏の濤)
《夏の濤・冬の濤(夏の濤)(加山又造)》

キュビズムに傾倒した作品も複数あり、中でもこの狼は寂しげなのに迫力を感じる不思議な作品。
狼
《狼(加山又造)》


紅白梅や鶴は、輝く金、いぶし銀、波うねうね等、氏の作品の中で好きな作風の特徴ど真ん中。
紅白梅
《紅白梅(加山又造)》

飛翔
《飛翔(加山又造)》
《白梅(加山又造)》

本展では絵画以外にも、服飾や工芸作品もあり。
思わず手に入れたくなるもの多し。

《鉄赤絵白梅文大鉢(番浦史郎作陶)(加山又造)》
《染濤模様振袖(加山又造)》

意外なグラフィックデザイン風作品は、キャプション見なければ氏の作品とは思えない鮮やかさだった。
《野鳥の会表紙原画 ヤマセミ(加山又造)》

天井画は緻密と省略が絶妙に組み合わされ美しい。
《御山格天井「四季草花図」原画 梅(加山又造)》


そして展示会場後半、思わず「おぉ・・・」と声をあげてしまった大型作品2点。
《月光波濤(加山又造)》と《龍図(1988)(加山又造)》

どちらも水墨画を現代加山流に染め上げられていた。

特に龍図は珍しい金地の風雲にうごめく龍が静かな迫力。
龍頭(加山又造)
★《龍図(1988)(加山又造)》


早くも今年惹かれた作品ベストにエントリー。

会場を出るのが惜しくて惜しくて、久しぶりに会場を何週もした。


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